男子テニス最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は大会3日目の16日、シングルスの予選ラウンドロビン「レッドグループ」の第2戦が行われ、第9シードの
J・シナー(イタリア)が第7シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を6-2,6-2のストレートで破り、勝利した。
>>Nitto ATPファイナルズ 組合せ<<>>アクロンWTAファイナルズ 組合せ<<Nitto ATPファイナルズは、年間の大会獲得ポイント「RACE TO TURIN」の上位8選手が出場するシーズン最後の大会。
4選手ずつグリーングループとレッドグループに分かれて3セットマッチによる総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出し優勝を争う。
シナーは本来補欠として会場で待機していたが、第2戦を前に第6シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)が棄権。急遽第2戦から代役として出場が決まった。今大会のルールとして、代役として入る前に別の選手が戦っていた戦績などは自身の成績に含まれないため、シナーはこの試合が1試合目となる。
第1セット、第3・第5ゲームでブレークに成功したシナーは4ゲーム連取に成功し先取する。第2セットでも勢いを落とさず、ファーストサービスが入った時に75パーセントの確率でポイントを獲得。第3・第7ゲームでブレークに成功し、1時間25分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載し「17時頃にはプレーすることが決まっていた(試合開始は21時以降)。コートに立つ準備はできていたよ。ここイタリアで何千人もの人々が応援してくれる中でプレーするのは信じられない気持ち。ベストを尽くし、この瞬間を楽しみたいと思う」と語った。
「ウォームアップではいいプレーができたし気分もよかった。今日は信じられないような試合だった」
また、負傷で棄権したベレッティーニについてシナーは次のようにコメントしている。
「彼はキャリアの中で何度も何度も不運に見舞われてきた。僕は彼の幸せを願っている。この大会では彼のためにプレーするつもり。彼はここにいる価値があるからね。僕はベストを尽くすよ」
大会初出場の初戦を勝利した20歳のシナーは、第3戦で第2シードの
D・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは第1戦でフルカチュを、第2戦で第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を下し2連勝を果たしている。
一方、予選ラウンドロビン2連敗となったフルカチュは第3戦でズベレフと顔を合わせる。
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11/14(日)~11/21(日)
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