女子テニスのトランシルバニア・オープン（ルーマニア/クルジュ＝ナポカ、ハード、WTA250）は２８日、シングルス２回戦が行われ、第１シードのＳ・ハレプ（ルーマニア）が世界ランク８５位のV・グラシェバを6-4, 6-2のストレートで破り、前週のVTBクレムリン・カップ（ロシア/モスクワ、室内ハード、WTA500）に続き２大会連続のツアーベスト８進出を果たした。

＞＞サンクトペテルブルク・オープン組み合わせ＜＜

３０歳のハレプはこの試合、ファーストサービスが入ったときに８１パーセントの確率でポイントを獲得。リターンゲームでは４度のブレークに成功し、１時間１４分で勝利した。

今シーズン、ハレプは５月のBNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000）の２回戦を戦っている最中に左ふくらはぎを負傷して棄権。

その後、全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）、ウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）、東京オリンピック（日本/東京、有明テニスの森、ハード）を欠場し、８月のナショナル・バンク・オープン（カナダ/モントリオール、ハード、WTA1000）で約３カ月ぶりに復帰を果たした。しかし、今大会の過ごすなかで今度は背中に問題をかかえた。

女子テニス協会のWTAは公式サイトでハレプのコメントを掲載し「背中がかたまって、痛みがとても大きい」と語った。

「痛みには慣れていることもあるし、これまでにも何度も経験してきたことだからとにかく今日の試合を続けて終わらせたかった。この試合に勝てたのはよかったけど、どうやって勝ったかはわからないわ」

準々決勝では世界ランク１０５位のJ・クリスティアン（ルーマニア）と対戦する。クリスティアンは２回戦で第５シードのＡ・トムヤノヴィッツ（オーストラリア）を7-6 (7-5), 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第２シードのＡ・コンタベイト（エストニア）、第３シードのＥ・ラドゥカヌ（イギリス）、世界ランク９９位のＲ・ピーターソン（スウェーデン）が８強へ駒を進めた。

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