テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は12日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
D・メドベージェフが第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を6-4,6-4,6-4のストレートで破り、悲願の四大大会初制覇を成し遂げた。試合後の会見では「本当にうれしい」と笑顔で喜びを語った。
>>【YouTube】ヨネックス 新作「V CORE PRO」を徹底検証<ウインザー新宿店 前編><<決勝戦、メドベージェフは9本のダブルフォルトを犯すものの16本のサービスエースを量産。ファーストサービスが入ったときに80パーセントの高い確率でポイントを獲得しジョコビッチのブレークを1度に抑えた。リターンゲームでは4度のブレークに成功し、2時間15分で快勝をおさめた。
試合後の会見に臨んだメドベージェフは会見場に入ってくると「今日は面白い会見にしよう。僕は楽しい会見が好きなんだ」と上機嫌で話した。
「今はたくさんの幸せを感じている。僕にとって初めてのグランドスラムだ。もし、2回目、3回目のグランドスラムを達成したら、どんな気持ちになるかわからない。僕にとっては初めてのグランドスラムだから本当にうれしい。僕にとって大きな意味があるものだ」
「自信にもなるし、今後のキャリアのためにもなる。グランドスラムで年間27勝0敗だった人に勝ったこと、オーストラリアで彼(ジョコビッチ)に負けたこと。彼は大きな歴史を作ろうとしていたけどそれを止めることができたのは、間違いなく僕を良い気分にさせてくれることだ」
2月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝ではジョコビッチにストレート負けを喫していたメドベージェフ。今回はそのときとは真逆の結果になったことについて「前と違っていたのは、どの瞬間に何をすべきかという明確なプランが頭の中にあったこと。もちろん、それは彼に大きく左右される。彼と対戦するときは、ときに攻撃的に、ときには防御的にならなければならないから。僕は明確なプランを持っていたからこそ、うまくいったと思う」と明かした。
「彼は確かにベストな状態ではなかった。これまで、彼はもっといいプレーをしていた。問題は、もし彼がそう(ベスト)だったら僕は対応できるだろうかということ。今となっては知る由もない。ただ、勝てたことがうれしいだけだよ」
一方、敗れたジョコビッチは男子で1969年の
R・レーバー(オーストラリア)以来52年ぶりとなる史上3人目の「年間グランドスラム(1年で全ての四大大会制覇)」の偉業と男子で歴代最多の四大大会21勝目をあげるべく今大会に出場していたが、惜しくも達成とはならなかった。
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