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ジョコ 死闘制し年間GSに王手

ノヴァーク・ジョコビッチ
決勝へ進出したジョコビッチ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は10日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)を4-6, 6-2, 6-4, 4-6, 6-2のフルセットで破って決勝へ進出し、年間グランドスラムと史上最多21度目の四大大会制覇に王手をかけた。

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2018年以来3年ぶり4度目の大会制覇を狙うジョコビッチは第1セット、第7ゲームでブレークポイントを握られるも互いにサービスゲームをキープし続ける展開に。しかし第9ゲームではダブルフォルトでサービスゲームを落としてそのままセットを先取される。

続く第2セットでは序盤からジョコビッチが3ゲームを連取。その後もズべレフにブレークポイントを握らせることなくリードを広げ、セットカウント1-1と追いつく。

第3セットでは第5ゲームで2本連続のブレークポイントをしのいでサービスゲームをキープ。第10ゲームでセットポイントを握った場面では、53本で今大会最長のラリーをするもズべレフにウィナーを決められる。しかし次のポイントでスマッシュを決めて獲得し、勝利まであと1セットとする。

決勝へ王手をかけたジョコビッチだったが、第4セットの第3ゲームではズべレフの猛攻にあいブレークを許す。リターンゲームではブレークチャンスをつかむことができず、試合はファイナルセットに突入する。

ファイナルセット、ジョコビッチはパッシングショットを決めて第2ゲームで先にブレークする。その後もズべレフのスマッシュミスなどでリードを広げて3時間を超える死闘を制し、7月の東京オリンピック(日本/東京、ハード)準決勝で敗れたズべレフに雪辱を果たした。

ジョコビッチは今シーズンは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の3大会で優勝、今大会を優勝すると年間グランドスラム達成となる。

決勝では第2シードのD・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準決勝で第12シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)をストレートで下しての勝ち上がり。

一方敗れたズべレフは2年連続2度目の決勝進出とはならなかった。

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(2021年9月11日12時08分)



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