テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は11日、男子シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードの
R・ナダル(スペイン)を3-6, 6-3, 7-6 (7-4), 6-2の逆転で下して2年連続6度目の決勝進出を果たし、2016年以来5年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。
>>ジョコvsチチパス 1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<この日ジョコビッチはセットカウント1-1に追いつくと、壮絶なラリーが繰り広げられた第3セットをタイブレークの末に取り勝利へ王手をかける。第4セットは第1ゲームでブレークを許すも第3ゲームから6ゲームを連取する猛攻で、ナダルとの通算58度目の戦いに終止符を打った。試合時間は4時間11分。
会見でジョコビッチは「最大のライバルとの対戦。ローランギャロスで1番の試合だったし、テニス人生でトップ3に入る試合。永遠に記憶に残るような試合の1つ」と語った。
「ローランギャロスの歴史において、彼(ナダル)は最も君臨してきた選手。ここで彼は約20年間もプレーしている。その功績が物語っている。このコートで彼がつくってきた勝利数は信じられない。彼にここで勝つことはエベレストに登らなければならないようなもの」
ジョコビッチは決勝で第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは準決勝で第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)をフルセットで下しての勝ち上がり。
決勝へ向けてジョコビッチは「48時間未満でコートへ戻って決勝を戦ったこともある。テニス人生を通して、僕は回復する能力が高い。またフレッシュな体でコートへ戻れるように、自分のトレーナーが可能な限り全てのことをしてくれる。もう十分なほどのテニスをしたし、あまり練習は必要ない。今は決勝まで物事をゆっくり行う時。やらなければならないことが何かは分かっている」と意気込んだ。
「チチパスは初めてのグランドスラム決勝。彼(チチパス)にとって素晴らしい成績だけど、ここで止まるはずはない。今の彼は最高の状態。彼は選手として、とても成長したと思う。間違いなくクレーは彼の最も得意なサーフェス。去年もここの準決勝ですごい5セットマッチを戦った。タフな試合になるのは分かっている。できる限りのエネルギーをチャージできたらと願っている」
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