テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、第3シードの
S・チチパス(ギリシャ)が世界ランク57位の
F・ティアフォー(アメリカ)に4-6,4-6,3-6のストレートで敗れる番狂わせが起きた。試合後の会見でチチパスは「(芝に)適応することができなかった」と語った。
>>錦織らウィンブルドン対戦表<<>>錦織vsポピリン 1ポイント速報<<新型コロナウイルスの感染拡大のため2019年以来2年ぶりの開催となった同大会。6月に行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で四大大会初の準優勝を果たし、今大会はグランドスラム初の制覇を狙っていたチチパスだったが、この試合は7度あったブレークチャンスを1度も決めることができずに苦戦。サービスゲームでは15本のサービスエースを決めるも4度のブレークを許し、2時間2分で敗れた。
全仏オープン以来の公式戦となり、今季芝初戦がウィンブルドンの1回戦となったチチパスは、試合後の会見で「今日はこれまでの試合数の少なさが重要になった。完全にコントロールできなくなるような状態にはしたくなかった。でも、彼(ティアフォー)はとてもいいプレーをしていたと思う。僕は強さを維持することができなかった。彼よりも良いものを出すことができなかった。結果的には彼の方に軍配があがったよ」と語った。
「僕は適応することができなかった。試合の早い段階で理解することができなかったんだ。時間がかかってしまった。芝生の上では守備的になることはできない。そんなことをしたら、試合から多くのものを奪われてしまう。正直なところ、もう少し努力できていたら、あの芝でもう少しプレーできていたらもっと良い結果になっていたと思うよ」
チチパスはウィンブルドン4度目の出場となったが、初参戦の2017年と2019年に続き3度目の初戦敗退となった。最高成績は2018年のベスト16となっている。
一方、勝利したティアフォーは2018年以来3年ぶり3度目の初戦突破。2回戦では世界ランク65位の
V・ポスピシル(カナダ)と同100位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)のどちらかと対戦する。
同日には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が2回戦進出を決めている。
今大会の第2シードは
D・メドベージェフ、第4シードは
A・ズベレフ(ドイツ)、第5シードは
A・ルブレフ、第6シードは
R・フェデラー(スイス)、第7シードは
M・ベレッティーニ(イタリア)、第8シードは
R・バウティスタ=アグ(スペイン)。
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