男子プロテニス協会のATP公式サイトは4日、2020年シーズンにおける「世界ランクトップ10の選手が第1セットを先取した際の試合の勝率」ランキングを発表。世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が勝率100パーセントで1位に輝いた。
>>【YouTube】ユニクロからロジャー・フェデラー”RF”キャップが登場<<>>【中川 直樹】錦織 圭と西岡 良仁からの刺激が全日本優勝の要因、インタビュー前編<<ATPはこの日「世界のトップ選手を相手にスタートで出遅れることはほとんどの場合で致命的なミスになる」として世界ランクトップ10の選手が第1セットを取得した際の勝率を掲載した。
今季46試合を戦ったジョコビッチは、そのうち35試合で第1セットを先取し、その全てで勝利する勝率100パーセントを達成。しかし、追いかける展開となった残り11試合では、戦績6勝5敗と苦戦していることがわかった。
また、第1セット取得時の勝率で97.2パーセントとなったのは、世界ランク8位で今季5つのタイトルを獲得した
A・ルブレフ(ロシア)。今季は51試合を戦い抜き、36試合で先行しそのうち35試合で逃げ切りに成功している。先行しながらも逆転負けを喫した唯一の試合はロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、マスターズ1000)3回戦での
S・ワウリンカ(スイス)戦で、6-1, 4-6, 3-6のフルセットで敗れた。
世界ランク2位の
R・ナダル(スペイン)は24勝1敗の勝率96パーセントを記録。この1敗は、11月に行われたNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)準決勝
D・メドベージェフ(ロシア)戦の6-3, 6-7 (4-7), 3-6の逆転負け。ナダルはこの敗戦まで、第1セット取得時は71連勝という記録を残している。
<今季、世界ランクトップ10選手における第1セットを先取した際の勝率>※左から選手名、勝利数、敗北数、勝率、現在の世界ランク
N・ジョコビッチ:35勝0敗、100パーセント、1位
A・ルブレフ:35勝1敗、97.2パーセント、8位
R・ナダル:24勝1敗、96パーセント、2位
S・チチパス(ギリシャ):24勝2敗、92.3パーセント、6位
D・ティーム(オーストリア):22勝2敗、91.7パーセント、3位
D・メドベージェフ:20勝2敗、90.9パーセント、4位
D・シュワルツマン(アルゼンチン):22勝3敗、88パーセント、9位
A・ズベレフ(ドイツ):23勝4敗、85.2パーセント、7位
M・ベレッティーニ(イタリア):9勝2敗、81.8パーセント、10位
R・フェデラー(スイス):3勝0敗、100パーセント、5位(試合数が少ないためランクに反映されず)
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