テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が第12シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3, 6-3, 7-6 (7-0)のストレートで破り、4年連続13度目の決勝進出を果たした。
>>ジョコvsナダル 1ポイント速報<<>>YouTube 東京国際大学テニス部に潜入! 灼熱の炎天下で選手と対決<<この日でナダルは全仏オープンでの勝利数が99に達し、
R・フェデラー(スイス)に並ぶ四大大会歴代最多20度目の優勝へ王手をかけた。
前哨戦のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)でシュワルツマンにストレート負けを喫していたナダルは会見で「ローマでの経験がシュワルツマンに何が効果的か、そうでないのかを分析するために役立った」と振り返った。
「シナリオが違った。それに僕が前よりもしっかり準備ができていた。(BNLイタリア国際は)6カ月の中断後の初大会だった。僕らは戦略を立てて、正しい選択をするようにしている。第1セットの前半は戦術的に間違えてしまったけど、全体的には満足している」
「とてもタフな選手からの勝利。彼(シュワルツマン)に勝つためには、長い時間いいプレーを続けなければいけない。それが今日できたこと。ほとんどのポイントで正しい決断を下して実行できた。特にタイブレークでは、とてもいいプレーができた。第3セットの後半は、もう少し攻撃的にいかなければいけなかった。何度かチャンスを逃し、最終的に苦戦してしまった」
前人未到となる13度目の全仏オープン制覇まで、あと1勝としたナダルは第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)との決勝に臨む。両者は56度目の顔合わせで、ナダルの26勝29敗。
同日の準決勝でジョコビッチは第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)を3時間54分におよぶ死闘の末に下して決勝へ駒を進めている。
またナダルは、ツアーのコミュニケーションが英語で行われることについても語った。
「僕の英語は完璧ではないけれど、長年のツアーで質問に答えられることはできるようになった。僕にとっては、とても大切なこと。ツアーを回り始めたばかりの頃は英語ができず、すぐに回答することができなかったのを覚えている。今は改善されてることをうれしく思っているし、これからも頑張るよ」
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