フランスのスポーツ専門チャンネルであるユーロスポーツは18日、男子テニスで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)のインタビューを掲載した。開催が決まった全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)について語っている。
>>【YouTube】強烈サーブに吹き飛ばされる!? 【内山 靖崇】と五番勝負で再戦、リターンなるか!?<<>>YouTube テニス365チャンネル<<全米オープンは新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれていたが、予定通り8月31日に無観客で行われることが決定。また、全仏オープンは9月27日から本戦が開始されることが発表された。
ジョコビッチは「全ての大会、特にグランドスラムが開催されるのを見ることができるのはとてもうれしく、興奮しているよ。このパンデミックの間、アメリカが体験したことを考えると多くの人がアメリカでの大会に懐疑的だったと思う」とコメント。
「もちろん、開催が実現したことは非常に喜ばしいことだし、雇用の機会を提供し、選手に試合の機会を提供することはとても大事なこと。それが僕らの仕事だからね。テニスのプロとして僕らはこのスポーツを愛している。試合やツアーが恋しい。これはとても前向きなニュースだと思うよ」
しかし、ジョコビッチは現時点での開催決定に少しの懸念があるとも語った。
「今日の時点での規制や措置は厳しいと言わざるをえない。検疫についてもそうだし、南米出身の選手はアメリカに行くことすらできないかもしれない。ATP(男子プロテニス協会)とUSTA(アメリカテニス連盟)のどちらも協議している。このままではいけないと思うが、まだ時間はある」
「これまで通りランキングで選ばれた選手たちが出場できることを願っている。これはATPの基礎であり国際テニスの基礎だ。非常に重要なことだと思う」
「僕ら全員が一丸となって、この問題が優先されるよう努力する。これからの2カ月間で制限が緩和され、素晴らしい大会が開催されることを期待している」
最後には今秋に開催される全仏オープンについて意見を述べた。
「ローラン・ギャロスはカレンダー上では普段と異なる日程になってしまったけど、彼ら(主催者)が全てをまとめてくれたことをうれしく思っている」
男子テニスツアーは19日現在、8月14日のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500 )からツアーが再開される予定となっている。
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