オーストラリアテニス連盟はオーストラリアのビクトリア州でテニスコーチとして働いているオリビア・リッチ氏のインタビューを掲載した。新型コロナウイルスの影響でレッスンをオンラインで行う環境への対応などについて説明している。

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ビクトリア州のトーキーでテニスコーチとして働くリッチ氏はこれまで１週間に７１のレッスンを開催していたが、新型コロナウイルスの感染拡大によりコートの使用が制限されたため、オンラインでのレッスンに切り替えることとなった。

リッチ氏は「コートを離れている間は、メンタル、フィジカルのほかに戦術的なオンライン学習を提供することができる」と語った。

「ビデオの分析による技術的なことや試合の勉強をしてオールラウンドな選手を育成することができる。また、この期間にオンラインを取り入れれば、選手とコーチの関わりを継続し、健全な距離感を維持できる点にもメリットはあると思う」

そしてオンラインで人同士のつながりを保つことについての利点として「選手たちは互いが恋しくなり、学校が恋しくなり、普通の生活が恋しくなっている。人々はみんな人と人との交流を切望している。私のアプローチは、テニスを愛し、恋しく思っている人たちに機会を与えることだった。けどもちろん、オンライン上だとドリルをいくら変えたりしても夢中になりきれない人たちはいると思う」と話した。

最後にリッチ氏は「この５週間はとても大変だったが、世界中の多くの人たちが同じような課題に直面している」と述べた。

オーストラリアでは１０日現在で新型コロナウイルスの累計感染者数が６,９００名を超えている。

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