男子プロテニス協会のATPは6日に公式サイトで、世界ランク2位の
R・ナダル(スペイン)と同4位の
R・フェデラー(スイス)の初対戦となった2004年のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)を特集した。
<YouTube>愛用のTFラケット明かす 【守屋 宏紀】インタビュー前編>>YouTube テニス365チャンネル<<当時世界ランク1位のフェデラーは17歳だった同34位のナダルと対決。この試合はナダルが6-3, 6-3のストレートで勝利した。
フェデラーは試合前に「彼(ナダル)はあの年齢でランキングと同様の強さがあることを証明している。もう素晴らしい選手だ」と語っていた。
「彼は3年以内に世界1位になり、グランドスラムに勝利することを証明するために全てのトップ選手を今倒す必要はない。必要なのは時間だと思う」
「彼は試合のためにたくさんの努力を積んできたのだろう。テニスを楽しんでいる。それがまさにやらなければならないことだ。2年後どれほど強くなっているかが楽しみだけれど、彼のここまでのキャリアも素晴らしい」
1時間10分で勝利したナダルは「人生で最高の試合ができたから、とてもうれしい。もちろんフェデラーはベストなテニスではなかっただろうし、僕が勝てた理由だと思う」と明かしていた。
「もし彼がベストなプレーをしていたら、僕に勝てるチャンスはなかっただろう。でも、それがテニスだ。もし僕のような選手の調子がとてもよくて、彼のようなトップ選手が不調だったら僕も勝てるんだ」
「今日の試合は、ほとんど完璧だった。コートの内側でプレーし、プレッシャーをかけ続けて試合を支配できた。彼のゲームをさせなかった。サービスも本当によかったし、おそらく今まであそこまでうまくいったこともなかった。それが試合のカギだった」
試合後にフェデラーは「結果については驚かない。彼のことは何度も話を聞いたり試合を見ていた。みんなにとっても大きな驚きではないだろう」と述べていた。
「試合の始めは自分のショットが打てていなかった。最後の方は少しよくなったけれど、試合はナダルの思い通りになっているだろうと感じた。いくつかの素晴らしいショットも打っていたからね」
翌年の同大会決勝でも両者は対戦し、フェデラーがフルセットの末に勝利した。
現在まで両者は40度対戦しており、ナダルの24勝16敗。
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