テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は27日、男子シングルス4回戦が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が第23シードの
N・キリオス(オーストラリア)を6-3, 3-6, 7-6 (8-6), 7-6 (7-4)で破り、4年連続12度目のベスト8進出を果たした。
>>ナダルら全豪OP対戦表<<この日3時間38分の熱戦を制したナダルは会見で「彼(キリオス)が真剣にテニスをしたいと思い集中すると、僕らのスポーツにとってとても大切な選手。彼には才能がある。観客を魅了する面白い選手の1人。彼のプレースタイルに反論することはない」と語った。
「これまで彼を批判した時は、いくつかの正しくない行いをしたり、子どもたちに悪いイメージを与えてしまうような時だった。でも正しいことをしている時は、真っ先に彼を支持する。彼は素晴らしかったし、とても前向きな姿勢で戦っていた。そんな彼のプレーを観るのは、とても好き。こんなプレーを続けているニックの試合は誰もが好きなはず。彼の才能は世界で最高のものの1つ。どの大会でも優勝するチャンスがある」
キリオスとの対戦成績を5勝3敗としたナダルは「自分のテニスをしようとしただけ。いつも勝つためにいくつかのことをトライする。いいテニスができていたと思っている。ラリー戦では自分がコントロールできたと感じている」と述べた。
「コースを変えたり、リズムを変えたり、フォアハンドからもバックハンドからも攻撃的なプレーをしていた。問題は、彼のサービスであまりチャンスがなかったこと。彼は強烈なサービスを持っているから、ずっとプレッシャーをかけてきた。そんな試合だった」
準々決勝では、第5シードの
D・ティーム(オーストリア)と対戦する。ティームは4回戦で第10シードの
G・モンフィス(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
ナダルは「とてもタフな試合になるだろう。彼(ティーム)はとてもいいテニスをしている。ガエル(モンフィス)との試合を観ていた。レベルの高いテニスだった。彼の練習への姿勢やプレースタイル、常にベストを尽くそうとするところなどが好き。チャンスをつかむにはベストなプレーが必要。正しい方向へ向かっていると思う」と意気込んだ。
「全豪オープンテニス」
2020シーズン最初のグランドスラムとなる全豪オープン。今年の行方を占うトッププレーヤーたちの熱い戦いに世界中が注目する!
【放送予定】
1月20日(月)~2月2日(日)WOWOWにて連日生中継[大会第1・2日無料放送
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