テニスのウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）は９日、女子シングルス準々決勝が行われ、第８シードのＥ・スイトリナ（ウクライナ）が世界ランク６８位のＫ・ムチョバ（チェコ）を7-5, 6-4のストレートで破り四大大会初のベスト４進出を果たした。

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この試合、１１度のブレークチャンスのうち６度ブレークに成功したスイトリナは、過去１勝０敗のムチョバを１時間３２分で振り切った。

２０１５・１７年の全仏オープン（フランス、パリ、レッドクレー、グランドスラム）、２０１８・１９年の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）では準々決勝で敗れていたスイトリナは、試合後の記者会見で「素晴らしい気分。私は準々決勝でこれまで勝てていなかったけれど、それについてはあまり考えないようにしていた。トーナメントはまだ続いていく」とコメント。

グランドスラムで勝ち上がることの難しさについては「経験すること。そしてエネルギーの節約や練習のスケジュール。賢く動かなくてはいけない。何より、うまく回復する必要がある。その方法は私が私自身のために見つけなければならないもの。心と身体のために。それには経験が必要で、それが私の学んだこと」と語った。

２４歳のスイトリナは、四大大会初の決勝進出をかけて、準決勝で第７シードのＳ・ハレプ（ルーマニア）と対戦する。ハレプは準々決勝で世界ランク５０位のザン・シュアイ（中国）をストレートで破り、５年ぶり２度目のベスト４へ駒を進めている。

同日には第１１シードのＳ・ウィリアムズ（アメリカ）、世界ランク５４位のＢ・ストリツォワ（チェコ）が４強入りを決めている。

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