日清食品ホールディングス株式会社は24日に都内で記者会見を行い、男子テニスで世界ランク352位の
綿貫陽介との所属契約締結を発表。同席した同22位の
錦織圭は、会見後の囲み取材で19歳の綿貫に「攻めるフォアハンドに関しては本当に世界のトップクラスだと思っている」と太鼓判を押した。
この日は右手首負傷からの復帰を目指す錦織、さらに女子テニスで世界ランク68位の
大坂なおみも登壇し、綿貫へエールを送った。
2012年に日清食品ホールディングス株式会社と契約を締結し、これまでツアー通算11勝、2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で準優勝を飾っている錦織は「なかなか日本人にはいない速さとスピンの量とスイングスピードを持っている。トップ100くらいは余裕でいけるくらいの才能を持っているので上を目指して頑張ってほしい」と今後への期待を寄せていた。
さらに、会見では「最近は下の層も厚くなっているので、そういった中でコート上で自分らしさをアピールしなければいけないのはあると思う。メンタルの強さは特に海外に行って学んだ部分はあったので、そこはハングリーさが必要」とアドバイスを送っていた。
綿貫は2016年に当時18歳で全日本テニス選手権大会(東京/有明コロシアム、ハード)を制し、史上2人目の10代優勝を果たした。今年からはボブ・ブレッド氏をコーチにつけて下部大会へ出場し、さらなる高みを目指している。
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