男子テニスの21歳以下最終戦 ネクスト・ジェネレーションATPファイナルズ(イタリア/ミラン、室内ハード)は大会最終日の11日、シングルス決勝が行われ、第6シードの
チョン・ヒョン(韓国)が第1シードの
A・ルブレフ(ロシア)を3-4 (5-7), 4-3 (7-2), 4-2, 4-2の逆転で下して優勝を飾り、初代王者に輝いた。
この試合、チョンはファーストサービスが入った時に77パーセントの確率でポイントを獲得。4度のブレークに成功して1時間57分でタイトルを手にした。
21歳のチョンは今大会、予選ラウンドロビンで3勝をあげてベスト4に進出。準決勝では、第7シードの
D・メドヴェデフ(ロシア)をフルセットで破って決勝進出を果たしていた。
現在の世界ランクは54位。今シーズンはBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)でツアー初のベスト4入りを果たし、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)3回戦では、
錦織圭とフルセットに及ぶ激闘を演じた。
一方、惜しくも大会初優勝を逃した20歳のルブレフは予選ラウンドロビンに続き、チョンに3連敗となった。
また、決勝の前に行われる予定だった3位決定戦は第4シードの
B・チョリッチ(クロアチア)が試合前に棄権し、第7シードのメドヴェデフが3位となった。
【グループA】
A・ルブレフ 2勝1敗
D・シャポバロフ(カナダ)1勝2敗
チョン・ヒョン 3勝0敗
G・クインツィ 0勝3敗
【グループB】
K・カチャノフ(ロシア) 1勝2敗
B・チョリッチ 3勝0敗
J・ドナルドソン(アメリカ) 0勝3敗
D・メドヴェデフ 2勝1敗
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