テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は24日、男子シングルス準々決勝が行われ、第17シードの
R・フェデラー(スイス)が4回戦で第1シードの
A・マレー(英国)を破る大金星をあげた世界ランク50位の
M・ズベレフ(ドイツ)に6-1, 7-5, 6-2のストレートで勝利し、2年連続13度目のベスト4進出を果たした。
>>全豪OP 対戦表<<この日、フェデラーはズベレフにわずか1ゲームしか与えず、第1セットを先取。続く第2セットではズベレフにリードを許すもブレークバック。第11ゲームでこのセット2度目のブレークに成功し、2セットアップに。
第3セットは、ネットに出るズベレフの頭上を越す鮮やかなロブショットを決めるなどで完全に主導権を握ったフェデラーが元世界ランク1位の力を見せて圧倒し、勝利を手にした。
準決勝では、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
全豪オープンを4度制している元王者のフェデラーは、四大大会で2012年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以降、優勝から遠ざかっている。
昨年の7月から膝の怪我によりツアーを一時離れたが、今年1月上旬に行われたエキシビションの国別対抗戦ホップマンカップ(オーストラリア/パース、ハード)でファンの前に姿を現した。
公式戦では今大会から復帰し、1回戦で予選勝者の
J・メルツァー(オーストリア)、2回戦で
N・ルービン(アメリカ)、3回戦で第10シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、4回戦で第5シードの
錦織圭を下しての勝ち上がり。
一方、敗れた世界ランク50位のズベレフは、今大会3回戦で第9シードの
R・ナダル(スペイン)とフルセットの激闘を繰り広げた
A・ズベレフ(ドイツ)の実の兄。
4回戦で王者のマレーを破る大番狂わせ起こし、準々決勝へ駒を進めていた。


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