男子テニスのATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は15日、グループ・イバン レンドルの予選ラウンドロビンが行われ、5連覇と6度目の優勝を狙う第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第4シードのM・ラオニチを7-6 (8-6), 7-6 (7-5)のストレートで下して5年連続のベスト4進出が確定した。スランプ気味のジョコビッチだが、会見では「ビッグサーバー相手に2度のタイブレークで勝てたことは素晴らしい勝利だし、自信を高められた」とコメントした。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<「第1セットのタイブレークを取れたのはとても大きかった」とジョコビッチ。
第1セットでは序盤で3本のブレークチャンスを握られるもピンチをしのぎ、タイブレークでは最後ラオニチのダブルフォルトにより先取。続く第2セットでも
「何とか集中を維持できたし、彼のセカンドサービスにプレッシャーを掛けることが出来た。ラリー戦へ持ち込めたら、彼よりポイントを取るチャンスがあったから」
続けて「でも正直なところ、タイブレークへ持ち込まれる前に決めるべきだった。ミロシュ(ラオニチ)に対して2度もサービスをブレークされたのは本当に良くなかった。特に2回目は。あそこまで粘られたのは彼のプレーが良かったから。それでもやはり、もっと良いプレーが出来たはずだと思っている」と、試合を振り返った。
11月7日に発表された世界ランキングで2014年の7月7日から122週守ってきた世界ランク1位の座から
A・マレー(英国)に抜かれ2年ぶりに2位へ転落したジョコビッチは、今大会の結果次第で再び1位へ返り咲く可能性が残されている。
17日の第3戦では、第6シードの
G・モンフィス(フランス)と対戦する予定。
ATPワールドツアー・ファイナルズは4選手が2グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビン1勝あたり200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。


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