テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は11日、男子シングルス準決勝では、第2シードの
R・フェデラー(スイス)と第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)のスイス対決。更に、第1シードの王者
N・ジョコビッチ(セルビア)と昨年覇者で第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)が登場する。
>>全米オープン対戦表<<準々決勝でフェデラーは第12シードの
R・ガスケ(フランス)、ワウリンカは第15シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)をそれぞれストレートで下しての勝ち上がり。
フェデラーはここまで全てストレートで勝利しており、今大会でまだ1セットも落としていない。
フェデラーとワウリンカは今回が通算20度目の顔合わせで、フェデラーが16勝3敗と勝ち越している。今年だけで2度対戦しており、ローマ・マスターズ準決勝ではフェデラー、全仏オープン準々決勝ではワウリンカが勝利した。
同胞対決となった両者だが、昨年のデビスカップ決勝 対フランス戦のダブルスではペアで出場。その時は
J・ベネトー(フランス)/ ガスケ組にストレートで勝利し、スイスに大きな勝利をもたらした。そして、その後のシングルスでフェデラーがガスケを下し、自らの手でスイスを初優勝に導いた。
一方、もう一つの準決勝ではジョコビッチとチリッチが対戦。両者は過去13度対戦しており、対戦成績はジョコビッチから13勝0敗。直近では、今年のウィンブルドン準々決勝で顔を合わせている。
ジョコビッチは、今季のグランドスラム3大会全てで決勝に進出しており、全豪オープンとウィンブルドンで優勝。生涯グランドスラム達成がかかった全仏オープンでは、決勝でワウリンカに逆転で敗れた。
チリッチは、昨年の全米オープンでフェデラー、
錦織圭(日本)をストレートで破りグランドスラム初優勝。今大会では、準々決勝で
JW・ツォンガ(フランス)を下しての勝ち上がりとなっている。
また、女子シングルス準決勝の2試合は10日に予定されていたが、悪天候のため翌日の11日に順延となった。そのため、11日には第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ) vs
R・ビンチ(イタリア)、第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア) vs 第26シードの
F・ペネッタ(イタリア)の試合も行われる。
女子シングルス準決勝は日本時間12日の0時(現地11日の11時)、男子シングルス準決勝は日本時間12日の6時(現地17時)に試合開始する予定。
11日のスケジュールは以下の通り。
【センターコート アーサー・アッシュ・スタジアム】
第1試合 S・ハレプ vs F・ペネッタ
第2試合 S・ウィリアムズ vs R・ビンチ
第3試合 N・ジョコビッチ vs M・チリッチ
第4試合 R・フェデラー vs S・ワウリンカ


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