テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は10日、年間グランドスラム達成を狙う第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)と32歳の
R・ビンチ(イタリア)、第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)と第26シードの
F・ペネッタ(イタリア)の女子シングルス準決勝2試合が行われる。
>>全米オープン対戦表<<セリーナは今大会、準々決勝で第23シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)との姉妹対決をフルセットで制しての勝ち上がり。
今季は全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドンを制しており、今回は1988年のグラフ以来で史上4人目となる年間グランドスラム達成を狙う。
セリーナと対戦する32歳のビンチは、準々決勝で
K・ムラデノヴィック(フランス)をフルセットで下し、四大大会初の4強入りを果たした。
ビンチは全米オープンで2度ベスト8進出をしているが、今回はそれを超えるベスト4入りとなった。
一方、ボトムハーフ(対戦表の下半分)に位置する第2シードのハレプは、準々決勝で元世界ランク1位の
V・アザレンカ(ベラルーシ)にフルセットで勝利し、大会初のベスト4進出を決めた。
ハレプは昨年の全仏オープンで決勝進出を果たしているが、
M・シャラポワ(ロシア)に敗れてグランドスラム初のタイトル獲得を逃している。
ハレプと対戦するのは第26シードのペネッタ。準々決勝では第5シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)に逆転勝利し、同大会2年ぶり2度目のベスト4進出となった。
ビンチとペネッタも4強入りしたことで、1968年のオープン化以降初となるイタリア勢2選手が全米オープン ベスト4進出の快挙となった。今回ビンチとペネッタは、第1シードのセリーナと第2シードのハレプのトップシードと、それぞれ決勝進出をかけて対戦する。


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