男子テニスツアーのW&Sマスターズ男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)に第2シードでエントリーしている
R・フェデラー(スイス)は、この数週間を地元スイスで過ごし休養をとりながら練習を続け、史上初となる大会7度目の優勝を狙い万全な状態で臨む。
34歳のフェデラーは「今はフレッシュな気分で試合がしたくてしょうがない。本当に大会が待ち遠しいよ。ここまでの練習は、とても良い状態で出来ている。こんな気持ちでいられて、とても嬉しい。」とフェデラーは、日曜日の練習後に自身の気持ちを語っていた。
先週カナダはモントリオールで行われたロジャーズ・カップを欠場し、2週連続での大会出場を避けたフェデラー。昨年はロジャーズ・カップで準優勝してからシンシナティへ飛ぶと、決勝戦では
D・フェレール(スペイン)をフルセットで下して優勝していた。
フェデラーは同大会の決勝戦では6勝0敗と相性の良い大会で、今年は十分な休養を挟んで大会へ臨む。
「去年はトロントで5試合してからこの大会へ臨んでいたから、かなり疲労を感じていた。会場へも遅くに到着し試合が出来るか分からないほどだった。そして試合をしようと決断して臨んだんだ。結果的に優勝することが出来た。今年はかなり時間をとれている。」と、昨年の過密スケジュールについて語った。
男女共同開催のこの大会。女子の第1シードには
S・ウィリアムズ(アメリカ)がエントリーしている。今季ここまで絶好調のセリーナは、今年開催されたグランドスラム全てで優勝。残された今季最後のグランドスラムである全米オープンの優勝で史上4人目となる年間グランドスラムの達成を狙う。
フェデラーは「本当に信じられないこと。これまでの彼女(セリーナ)の成し遂げたことは素晴らしいし、特に33歳になってここまでの好調さは驚きさ。ここまで女子テニス界を支配しているのも信じられないし、彼女が更なる偉業を達成することを願っている。」
「それまで(全米オープン)まだ数週間の時間がある。どうすれば良いか彼女はしっかり分かっていると思うし、最大の集中力で臨むと思う。」と、セリーナの活躍に期待を寄せた。
男子第1シードで出場の
N・ジョコビッチ(セルビア)は、W&Sマスターズ男子での優勝が未だにない。これはマスターズ大会でジョコビッチが唯一手にしていないタイトル。ジョコビッチは決勝戦で4回敗退しており、直近では2012年の決勝戦でフェデラーに敗れている。
(STATS - AP)
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