テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は8日、女子シングルス準々決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)が姉で第23シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)との姉妹対決を6-2, 1-6, 6-3のフルセットで制し、1988年の
S・グラフ(ドイツ)以来となる史上4人目の年間グランドスラム達成の偉業まであと2勝に迫った。
>>全米オープン対戦表<<両者は今回が27度目の対戦で、セリーナはヴィーナスとの対戦成績を16勝11敗とした。
第1セットで5ゲーム連取してこのセットを先取したセリーナは、第2セットでヴィーナスの攻めに押され、最後はセリーナのバックハンドがネットにかかり、このセットを奪い返される。
しかし、勝敗のかかる第3セットでは一気にギアを上げたセリーナがリターンエース、強烈なサービスを決め、ポイントが決まるたび大きな声で叫び自身を奮い立たせた。ヴィーナスも最後まで攻めの姿勢を変えなかったが、最後はセリーナのサービスがサイドに決まり、1時間37分で勝利をおさめた。
女王セリーナは今季、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドンを制している。今大会で優勝を飾ると1988年のグラフ以来で史上4人目となる年間グランドスラム達成となる。
準決勝では、32歳でノーシードの
R・ビンチ(イタリア)と対戦する。
一方、敗れたヴィーナスは、過去同大会で2000・2001年と2度タイトルを獲得している。今回は妹のセリーナと接戦を演じるも、フルセットの末に敗れて4強入りを逃した。
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