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男子テニスで現在世界ランク2位のN・ジョコビッチ(セルビア)は、今年悔しい逆転間を喫した。それは5月に行われたBNLイタリア国際男子準々決勝での事だった。
当時世界ランキングでは1位で、BNLイタリア国際男子に第1シードで出場したジョコビッチは1回戦が免除されており、2回戦でA・モンタネス(スペイン)、3回戦でA・ドルゴポロフ(ウクライナ)にそれぞれ快勝し、ベスト8進出を決めた。
準々決勝で待っていたのは、11連勝していたT・ベルディフ(チェコ共和国)だった。
この試合、第1セットをゲームカウント6-2で先取、さらに第2セットも少ないチャンスを活かしたジョコビッチはゲームカウント5-3とリードし、サービング・フォー・ザ・マッチを迎える。
その後は30-30と勝利まであと2ポイントを迫ったジョコビッチだったが、試合を通して強打を打ち続けていたベルディフの勢いに押され、土壇場でブレークバックを許してしまう。
加えて、第9ゲームからベルディフに4ゲーム連取されてしまった。ジョコビッチは第2セットを落としてしまい、勝負の行方は第3セットへ。
試合の流れがベルディフに傾いてしまい、嫌な流れを変える事が出来なかったジョコビッチは、第3ゲームで激しいラリー戦の末にブレークされてしまう。そして、この勢いを止める事が出来なかったジョコビッチは、2時間22分の末に悔しい逆転負けとなった。
試合後、ジョコビッチは「集中力を失ってしまい、守りに入ってしまったよ。第2セット、5-3の自分のサーブの時に凡ミスを重ねてしまった。(ベルディフは)危険な選手だよ。」と、当時コメントしていた。
一方、11連敗していたベルディフは「いつかは倒せると信じていた。それが今日叶って本当に嬉しい。」と、話した。
その後に行われた全仏オープンでジョコビッチは、準決勝でR・ナダル(スペイン)に大接戦の末に敗れ、キャリアグランドスラム達成を逃してしまった。
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