テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は、男子シングルス予選3回戦が行われ、予選第13シードの
添田豪(日本)が元世界ランク55位の
B・パシャンスキ(セルビア)を6-2, 6-2, 6-4のストレートで下し、本戦出場を決めた。予選3回戦は、5セットマッチで行われた。
28歳の添田豪は、ウィンブルドンで予選を勝ち抜き本戦出場を果たしたのは、今回が初となった。2010・2011年は予選3回戦で敗退するも、本戦で欠場者が出たためラッキールーザーで出場を果たしていた。
昨年のウィンブルドンで本戦ストレートインした添田豪は1回戦で
I・クニツィン(ロシア)を破り、グランドスラムのシングルスで初勝利をあげた。その後の2回戦では
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れた。また、同年の7月には自己最高ランクとなる47位を記録する活躍をみせた。
その他の日本勢では、
伊藤竜馬(日本)と
守屋宏紀(日本)は予選2回戦敗退、予選第18シードで出場した
杉田祐一(日本)は予選1回戦で敗れ、本戦出場とはならなかった。また、
錦織圭(日本)は本戦に第12シードで出場する事が決まった。
ウィンブルドン本戦の対戦表は、現地6月21日に発表される。
【添田豪 ウィンブルドン戦歴】
<2012年>
・1回戦 勝利 I・クニツィン 6-3, 6-2, 6-1
・2回戦 敗退 J・M・デル=ポトロ 2-6, 3-6, 6-1, 4-6
<2011年>
・予選1回戦 勝利 L・コック 6-4, 6-4
・予選2回戦 勝利 M・フクソヴィックス 6-4, 6-3
・予選3回戦 敗退
L・ラコ(スロバキア) 4-6, 6-4, 2-6, 4-6
・1回戦 敗退
JW・ツォンガ(フランス) 3-6, 6-7 (4-7), 2-6
※ラッキールーザーで本戦入り
<2010年>
・予選1回戦 勝利 I・セルバンテス 6-3, 7-5
・予選2回戦 勝利
A・シドレンコ(フランス) 6-2, 6-3
・予選3回戦 敗退 J・ウィッテン 2-6, 2-6, 6-2, 4-6
・1回戦 敗退
M・フィッシャー(オーストリア) 4-6, 3-6, 1-6
※ラッキールーザーで本戦入り
<2009年>
・予選1回戦 勝利
L・クボット(ポーランド) 6-4, 3-6, 11-9
・予選2回戦 敗退
M・ヤニ(アメリカ) 2-6, 6-7 (5-7)
<2008年>
・予選1回戦 勝利 F・アルディ 6-4, 6-4
・予選2回戦 敗退
M・プルジシーズニー(ポーランド) 6-4, 4-6, 8-10
<2007年>
・予選1回戦 勝利
J・ワード(英国) 5-7, 6-0, 6-3
・予選2回戦 勝利
S・ヒラルド(コロンビア) 6-7 (2-7), 6-2, 6-3
・予選3回戦 敗退
B・ウリフラフ(チェコ共和国) 7-5, 4-6, 6-1, 2-6, 2-6
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