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男子テニスツアーのモゼール・オープン(フランス/メッツ、賞金総額45万ドル、インドアハード)は20日、シングルス2戦残り6試合が行われ、怪我から復帰した第7シードのG・モンフィス(フランス)がN・マウー(フランス)との同胞対決を7-6 (7-4), 7-5のストレートで制して7ヶ月半ぶりのベスト8入りを果たした。
今季は4月以降、膝の怪我でツアー離脱していたモンフィスだったが、この日は先輩のマウーに第1セットは先にブレークを許すとゲームカウント1-4とリードされてしまう。次のモンフィスのサーブも0-30の劣勢から辛くもキープすると徐々に試合の流れはモンフィスに。
その後にブレークバックに成功したモンフィスが、そのセットをタイブレークへと持ち込んだ。
そのタイブレークでも接戦となったが7-4で制して第1セットを先取したモンフィスは、第2セットではマウーに1度もブレークポイントを与えず、終盤で唯一のブレークをマウーから奪うと1時間41分で勝利を物にした。
前回この大会に出場した2009年には優勝を飾っていたモンフィスは、ベスト4入りを懸けては第2シードのP・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。コールシュライバーはB・パイユ(フランス)を6-2, 1-6, 6-1と、出入りの激しい展開を制しての勝ち上がり。
両者は先に行われた全米オープンの2回戦でも対戦しており、その時は第5セットのタイブレークまでもつれる接戦となったがコールシュライバーに軍配が上がっていた。しかしこの日は、各セットで流れが激しく行き来した。
第1セットはコールシュライバーが2度のブレークを奪い先取。第2セットでは逆にパイユが2度のブレークに成功して奪い返した。勝敗を決める第3セットでは再び集中を増したコールシュライバーがゲームカウント1-1から5ゲームを連取して1時間27分で、今季10大会目となる準々決勝進出を決めた。
この日は第3シードのM・グラノジェルス(スペイン)に不運が襲った。I・カルロビッチ(クロアチア)との2回戦に登場したグラノジェルスだったが、6-7 (3-7), 2-2と反撃に出ようとした時に腹筋を痛め、途中棄権を申し入れて大会を去る結果となった。
世界ランク24位のグラノジェルスは同ランク90位のカルロビッチに、第1セットは1度ずつのブレークからタイブレークへともつれ、そのタイブレークをカルロビッチに奪われ第1セットを失ってしまった。
続く第2セットでは逆転を狙っていたグラノジェルスだったが、両者サービスキープのゲームカウント2-2となった時に、腹筋に痛みを訴え試合続行が不可能となり、カルロビッチに握手を求めコートから去る結果となってしまった。
思わぬ勝利が転がり込んだカルロビッチは、準々決勝で第8シードのN・ダビデンコ(ロシア)と対戦する。ダビデンコはG・ミュラー(ルクセンブルグ)を7-5, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
P・コールシュライバー (2) ○-× B・パイユ, 6-2, 1-6, 6-1
I・カルロビッチ ○-× M・グラノジェルス (3), 7-6 (7-3), 2-2, 途中棄権
A・セッピ(イタリア) (5) ○-× V・ミロ(フランス), 6-2, 6-1
G・モンフィス (7) ○-× N・マウー, 7-6 (7-4), 7-5
N・ダビデンコ (8) ○-× G・ミュラー, 7-5, 6-4
J・レヴィン(アメリカ) ○-× M・ベレー(ドイツ), 6-4, 3-6, 6-0
今大会の優勝賞金は7万1900ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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