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テニスのグランドスラム、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会5日目、男子シングルス2回戦が行われ、ナイトマッチに登場した第20シードのA・ロディック(アメリカ)がB・トミック(オーストラリア)に6-3, 6-4, 6-0のストレートで勝利、2回戦突破を決めた。
昨日、今大会を最後に引退すると表明したロディックは、地元アメリカの声援を受け世界ランク43位のトミックを圧倒した。
第1セット、81パーセントの確率でファーストサーブを入れたロディックはトミックにプレッシャーを与える。これに動揺したトミックはロディックに2度のブレークチャンスを与え、そのうち1度ブレークを許してしまう。結果、第1セットはロディックが29分で先取する。
第2セットは1度のブレークチャンスものにしたロディックが、自身のサービスゲームでトミックにわずか5ポイントしか与えない安定したプレーを展開し37分でこのセットを奪い、2セットアップのロディック。
第3セット、ロディックの勢いに押され続けるトミックは、ファーストサーブが入った時に11パーセント、セカンドサーブ時は33パーセントの確率でしかポイントを奪う事が出来ず、自身のサービスゲームですらポイントを奪いない状況。対するロディックは3度のブレークに成功し、最後はサービスエースで試合を締めくくり、1時間27分でトミックを圧倒した。
試合後、ロディックにインタビューしたのは、かつてコーチをしていたブラッド・ギルバートだった。ギルバートは2003年の今大会で、ロディックをグランドスラム初優勝へと導いていた。
そのギルバートから、ロッカールームを出る時の気分はどうだったかと聞かれたロディックは「15分ぐらいちょっとドキドキした。試合が始まる前にスローモーションのテレビを見ちゃって試合の出だしがおかしかったけど、その後は気分が盛り上がったから大丈夫だった。」と会場の観客を笑いに誘った。
また「早い段階でブレーク出来て、自分のサービスゲームを安定させる事が出来た。」とロディック。次の対戦相手であるF・フォニュイーニ(イタリア)との対戦については「彼(フォニュイーニ)とはいい友達だから嬉しいね。いい試合をして出来るだけ長く勝ち残っていきたい。」
最後に「今日はリラックスした気分ではなかった。」とコメント。
この日の試合結果は以下の通り。
N・ジョコビッチ(セルビア) (2) ○-× R・デュトラ・ダ=シルバ, 6-2, 6-1, 6-2
D・フェレール(スペイン) (4) ○-× I・セイスリン(オランダ), 6-2, 6-3, 7-6 (14-12)
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン) (7) ○-× R・ハリソン(アメリカ), 6-2, 6-3, 2-6, 6-2
J・ティプサレビッチ(セルビア) (8) ○-× B・ベイカー(アメリカ), 6-4, 6-3, 6-4
J・アイズナー(アメリカ) (9) ○-× J・ニエミネン(フィンランド), 6-3, 6-7 (5-7), 6-4, 6-3
R・ガスケ(フランス) (13) ○-× Bradley Klahn, 6-3, 6-3, 6-1
A・ドルゴポロフ(ウクライナ) (14) ○-× M・バグダティス(キプロス), 6-4, 3-6, 6-0, 7-6 (7-5)
S・ワウリンカ(スイス) (18) ○-× S・ダルシス(ベルギー), 6-7 (6-8), 6-3, 4-6, 6-1, 7-5
P・コールシュライバー(ドイツ) (19) ○-× B・パイユ, 6-7 (4-7), 6-3, 3-6, 6-2, 7-6 (7-4)
A・ロディック (20) ○-× B・トミック, 6-3, 6-4, 6-0
J・ベネトー(フランス) (31) ○-× Dennis Novikov, 3-6, 6-4, 7-6 (7-1), 7-5
G・ゼミヤ(スロベニア) ○-× C・M・ステベ(ドイツ), 6-4, 2-6, 6-4, 6-4
S・ジョンソン(アメリカ) ○-× E・ガルビス(ラトビア), 6-7 (3-7), 7-6 (7-5), 6-3, 6-4
L・ヒューイット(オーストラリア) ○-× G・ミュラー(ルクセンブルグ), 3-6, 7-6 (7-5), 6-7 (5-7), 7-5, 6-4
L・メイヤー ○-× T・ロブレド(スペイン), 6-1, 6-4, 4-6, 7-5
F・フォニュイーニ ○-× G・ガルシア=ロペス(スペイン), 6-4, 6-4, 6-2
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