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女子テニスツアーのテキサス・オープン(アメリカ/テキサス、賞金総額22万ドル、ハード)は22日、シングルス準々決勝全4試合が行われ、第2シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)がS・シルステア(ルーマニア)に6-2, 6-1で、第3シードのR・ビンチ(イタリア)もC・シーパース(南アフリカ)に7-6 (7-1), 6-2で下すなど、シード勢が順当に準決勝進出を決めた。
世界ランク34位のヤンコビッチは、この日元世界ランク1位のプレーを彷彿させ、同38位のシルステアを圧倒。試合を通して1度もブレークをシルステアに許さなかったヤンコビッチは、第1セットでは2度、第2セットでも3度のブレークを奪い、1時間でベスト4進出を決めた。
両者はこれまでクレーコートで2度の対戦があったが、そのいずれもシルステアに軍配が上がっていた。今回の勝利によりヤンコビッチは対戦成績を1勝2敗とした。
ヤンコビッチは準決勝で、A・ウズニアッキ(カナダ)を6-4, 6-4のストレートで下した予選勝者のC・デラクア(オーストラリア)と対戦する。世界ランク106位のデラクアは、2008年7月に自己最高位39位を記録しつつも、翌年に左肩の手術を受けツアー離脱。今季は徐々に調子を上げて、今大会では自身初となるツアー4強入りに成功した。
第3シードのビンチは、接戦となった第1セットをタイブレークの末に先取すると、第2セットはシーパースを圧倒。ブレークチャンスを4回与えてしまうも全てしのぎ、シーパースから2度ブレークに成功、1時間40分のストレートで勝利をあげた。
ビンチは今季初の決勝進出をかけて主催者推薦B・ヨバノフスキ(セルビア)と準決勝を行う。ヨバノフスキはこの日、第6シードのS・ポン(中国)と対戦したが、6-4, 1-0とリードしたところでポンが右肩を負傷。試合続行が不可能となり途中棄権を申し入れて、ヨバノフスキは労せずにベスト4入りとなった。
ヨバノフスキは7月のアゼルバイジャン大会で自身初のツアー優勝を飾って以来となる、今季2度目の準決勝進出を決めた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
J・ヤンコビッチ (2) ○-× S・シルステア (8), 6-2, 6-1
R・ビンチ (3) ○-× C・シーパース (7), 7-6 (7-1), 6-2
B・ヨバノフスキ ○-× S・ポン (6), 6-4, 1-0, 途中棄権
C・デラクア ○-× A・ウズニアッキ, 6-4, 6-4
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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