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8月27日から開幕し、今年最後となるテニスのグランドスラム、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)。開幕に先駆け、大会主催者であるアメリカテニス協会は、男子シングルスに主催者推薦(ワイルドカード)で出場する選手の発表し、元世界ランク1位のL・ヒューイット(オーストラリア)、J・ブレーク(アメリカ)らが本戦から出場することとなった。
2001年の全米オープン、2002年のウィンブルドンを制覇しているヒューイットは現在31歳。これまでに28のタイトルを獲得し、2001年には世界ランク1位まで登りつめたものの、近年は怪我に泣かされ思うような成績が残せず、現在の世界ランクは134位となっている。
今回はアメリカテニス協会とオーストラリアテニス協会の間で取り交わされている。それぞれ主催するメジャー大会において主催者推薦の権利を1枠ずつ交換する取り決めによって、出場権を得ることとなった。
32歳のブレークは、2005年にも主催者推薦として全米オープンに出場しR・ナダル(スペイン)に勝利、準々決勝ではA・アガシ(アメリカ)にフルセットで敗れたものの、ベスト8の好成績を残している。2006年にもベスト8に進出しているブレークは、自己最高となる世界ランキング4位を記録している。
またブレークは2008年のデルレイビーチ国際で決勝に進出したものの、予選から勝ち上がってきた当時244位の錦織圭(日本)に逆転で敗れている。
この他にも主催者推薦で本戦に出場する選手が発表され、全米学生チャンプのS・ジョンソン(アメリカ)、2010年の全米ジュニアを制し昨年のミックスダブルスで優勝した19歳のJ・ソック(アメリカ)をはじめ、D・ノビコフ、R・ラム(アメリカ)、D・クドラ、そしてフランスからG・ルファン(フランス)らが名を連ねている。
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