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女子テニスツアーのコレクター・スウェーデン・オープン(スウェーデン/バスタッド、賞金総額22万ドル、クレー)は土曜日に決勝戦を行い、第8シードのP・エルコグ(スロベニア)が地元期待のJ・ラーソン(スウェーデン)を6-4, 7-5で退け、見事、優勝を飾った。エルコグは優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
エルコグは試合を通じてわずか1度しかサービスを落とさなかった。それが6-4, 5-4という、サービスをキープすれば優勝が決まる、という場面でのことであった。緊張したのかエルコグはいきなり0-40としてしまうと、30-40までポイントを取り返すが、結局はブレークされてしまい、試合は5-5のタイに。
しかし5-5からこのセット2度目のサービスブレークに成功したエルコグは、6-5から今度はしっかりサービスをキープすると、うれしいWTAツアー初優勝を決めた。
エルコグは昨年のアカプルコの大会でツアーで初めて決勝に進んでいたが、V・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れて準優勝に終わっていた。
試合後、エルコグは「ラーソンのプレーはすばらしいものでした。最後の最後までファイターでした。また観客は彼女を応援しており、タフな試合でした。でも当然のことです。心の準備はできていました。優勝できるような気はしていました。口には出しませんでしたが、今週のすべての試合を通じてそのように感じていました。」と話した。
「ツアー初優勝をこのバスタッドの地で決めることができてとてもうれしく思います。みんなから、特にトーナメントディレクターのニーナからこの素晴らしい土地を訪れるべきだ、と言われていました。また、初優勝を達成することができて本当にうれしいです。」
ツアーでスロベニア人が優勝したのは、2005年のポルトロズの大会で優勝したK・シュレボトニック(スロベニア)以来のこととなった。ちなみにシュレボトニックは現在シングルスでは一線を退いており、専念しているダブルスで世界ランク1位となっている。
エルコグは「これでスロベニアでトップの選手となることができました。試合はテレビ放映されたので、たくさんの若い人たちが観戦してくれているといいな、と思っています。」と述べた。
今大会のエルコグは激戦をくぐり抜けてきており、2回戦のA・レザイ(フランス)戦ではファイナルセットで5-6とリードされていた。しかし結局はタイブレークを奪い、3-6, 6-4, 7-6 (7-4)で勝利を収めた。
また昨日行われた準決勝の第7シードB・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国)戦でもファイナルセット7-5までもつれ込み、6-2, 4-6, 7-5で振り切っての決勝進出だった。
一方、ラーソンもエルコグと同様、2度目のツアー決勝進出だった。昨夏のポルトロズの大会で決勝まで進んだもののA・チャクエタゼ(ロシア)に敗れて準優勝に終わっており、今回も初優勝は次回へお預けとなった。
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