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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、賞金総額1752万ユーロ、クレー)は大会11日目の1日、男子シングルス準々決勝が行われ、第4シードのA・マレー(英国)がJ・I・チェラ(アルゼンチン)に7-6 (7-2), 7-5, 6-2のストレートで勝利、自身初となる準決勝進出を決めた。
英国勢が今大会の準決勝に進出するのは、オープン化以降において、2004年のT・ヘンマン(英国)に続き2人目となる。
準決勝でマレーは、第1シードのR・ナダル(スペイン)と決勝への切符を争う。マレーはナダルに対し4勝10敗と負け越しているが、前哨戦のモンテカルロ・マスターズではフルセットの接戦を演じていた。
「ここまで勝ち進めて驚いています。正直言って、そこまで良いプレーをしていると思っていませんでしたから。」とマレー。「その他の要因を考えないとしても、特に良いプレーはしていません。数ヶ月前は良いプレーが出来ず、悪い敗戦ばかりでしたから、僕にとってはとても良い兆候だと思います。良いプレーが出来なくても、グランドスラムの準決勝です。良い兆候です。」
「ここまでこれて嬉しいですが、ラファとの対戦に向けて回復し、その準備をしなくてはなりません。彼との試合は、ツアーでも最もワクワクする試合です。」
靭帯を損傷した足首の痛みを抑えるため、痛み止めを服用しているマレーは、試合開始からギアが上がらずチェラに先制を許すと、ゲームカウント1-4とリードを奪われてしまう。
しかしV・トロイキ(セルビア)との4回戦を2セットダウンからの逆転で勝利していたマレーは、ここから本領を発揮。続く6ゲームのうち5ゲームを奪取する猛攻を見せると、第1セットはタイブレークに突入する。
タイブレークでマレーは1-1から4ポイントを連取してチェラを突き放すと、最初のセットポイントでチェラがミス、逆転で第1セットを奪取する。
勢いのついたマレーは、第2セット序盤から気落ちしたチェラを攻め続け、一気に5-1とリードを奪う。しかし、このままセットを取れなかったマレーはチェラに反撃を許し、5-5まで追いつかれてしまう。
チャンスが一転、ピンチとなりかねない状況となったマレーであったが、第11ゲームでこのセット4度目のブレークに成功すると、第12ゲームをしっかりとキープ、2セットアップとリードを広げる。
第3セットのオープニングゲームをブレークしたマレーは、そのリードを守りゲームカウント4-2とする。そしてチェラのサーブで迎えた第7ゲーム、チェラが40-0とゲームポイントのチャンスとするが、ここからマレーが5ポイントを連取すると、このセット2度目のブレークに成功する。
マレーのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第3セット第8ゲーム、順調にポイントを奪いマッチポイントを迎えたマレーは、ここで完璧なドロップショットを決め、試合に終止符を打った。
第1セットでのリードを生かしきれなかったチェラであったが、今大会での結果には満足しているようだ。
「自分にとっては、とても良い大会だったよ。ここでベスト8に進出するのは2回目だし、グランドスラム通算では3度目でした。自分のキャリアで予想もしなかったことです。もちろん、試合に負けた気持ちもあるけれど、前向きに大会を終えることが出来るでしょう。」と、31歳のチェラはコメントを残した。
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