男子テニスツアーのデルレイビーチ国際テニス選手権（アメリカ/フロリダ、賞金総額４４万２５００ドル、ハード）は２１日、シングルス１回戦５試合が行なわれ、Ｔ・ガバシュビリ（ロシア）が第４シードのＪ・アイズナー（アメリカ）との接戦を6-4, 5-7, 7-6 (15-13)と２時間３０分で制し、２回戦に進出する波乱が起きた。
ファイナルセットのタイブレークで４本のマッチポイントがあったアイズナーであるが、いずれのチャンスも生かすことが出来ずにいると、ガバシュビリの５本目のマッチポイントで痛恨のダブルフォルトを犯してしまい、ゲームセットとなった。
この敗戦が理由で明らかに不機嫌なアイズナーは「良いプレーじゃなかった。」とだけ言い残し、会場を後にした。
世界ランク７６位のガバシュビリは、Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）とＲ・ベランキス（リトアニア）（リトアニア）の１回戦の勝者と２回戦で対戦する。
「試合の終盤では、彼はファーストサーブに頼りきりだった。」とベランキス。「彼は４本のマッチポイントをしのいでいたけど、それだけだった。そして最後には、僕の方が有利になったよ。」
第３シードのＳ・クエリー（アメリカ）はＤ・ブラウン（ジャマイカ）に6-3, 5-7, 6-3のフルセットで勝利、２回戦に進出した。来週末に行なわれるデビスカップのアメリカ代表に選出されているクエリーは、肩への不安を口にしている。
「肩から少し痛みが走ったから、サーブでちょっとリズムを崩しました。今日は勝てたことが、ただ嬉しいです。」
この他の試合では、２００８年の決勝で錦織圭（日本）と対戦したＪ・ブレーク（アメリカ）が第７シードのＢ・ベッカー（ドイツ）に7-5, 6-4で、Ｆ・セラ（フランス）がＲ・ハリソン（アメリカ）に3-6, 6-3, 7-5で、そしてＲ・メロ（ブラジル）がＲ・シュトラー（ドイツ）に2-6, 6-2, 6-3で勝利している。
今大会の優勝賞金は７万６５００ドル。
（2011年2月22日16時05分）
準V→2回戦敗退で世界ランク急落 
