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女子テニスツアーのASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、賞金総額22万ドル、ハード)は3日、シングルス1回戦6試合が行なわれ、2年連続の出場となる第6シードのクルム伊達公子(日本)が登場したが、主催者推薦のK・ボンダレンコ(ウクライナ)に4-6, 3-6のストレートで敗れ、早くも大会を去ることとなった。
昨年の今大会ではベスト8進出を果たしていたクルム伊達であったが、この日は世界ランク99位のボンダレンコに各セット2度ずつのブレークを許してしまい、1時間16分で今シーズン初戦を終えた。
この他のシード勢の試合では、第1シードのM・シャラポワ(ロシア)がA・ブリアンティ(イタリア)を6-2, 6-3で、第3シードのS・クズネツォワ(ロシア)がS・ジョーンズを6-4, 6-2で下すなど、シード勢が順当に2回戦に勝ち上がっている。
世界ランク18位のシャラポワは当初、C・スアレス・ナバロ(スペイン)と1回戦を行なう予定だった。しかし、第5シードのA・セバストバ(ラトビア)が大会直前に欠場したため、ドローの再抽選が行なわれた。
その結果、スアレス・ナバロは繰り上がりで第9シードとなり、シャラポワの初戦の相手はラッキールーザーで本戦入りとなったブリアンティとなった。
今シーズン初戦を勝利で飾ったシャラポワは「多くの時間をトレーニングに費やして、トーナメントから離れていました。この雰囲気は素晴らしいです。対戦相手の変更は違います。早めにウォームアップをしていたのに待機となって、またコートに戻りました。今日はそれだけが引っかかりました。」とコメント。
この日のシャラポワは、3本のサービスエースを決めたものの7本ものダブルフォルトを犯すなど、不安定なプレーが続いていた。第1セットでは第4ゲームでブレークを奪い、そのまま5-1までリードを広げたものの、次のサービスゲームを落とし5-2とされてしまう。
第2セット第3ゲームでは、10分以上もかかるロングゲームの末にサービスキープすると、続く第4ゲームでブレークに成功、そのリードを守りきった。
世界ランク27位のクズネツォワは、同253位のジョーンズに対し第1セット2-0と序盤からリードを奪うも、その後は突き放すことが出来ず2度のブレークを許してしまう。
何とか第1セットを先取したクズネツォワは、第2セットはサーブを立て直し、ジョーンズにブレークを許すことなく1時間25分で勝利となった。
今シーズンの初戦についてクズネツォワは「彼女のプレーは良かったです。積極的で、失うものはないようでした。今日はたくさんのことがありましたし、少し硬かったと思います。最後は少しだけ緊張から抜け出せたので、彼女にプレッシャーをかけられました。」と、試合を振り返った。
この他の試合の結果は以下の通り。
R・ボラチョーバ(チェコ共和国) ○-× L・ドミンゲス=リノ(スペイン), 4-6, 7-6 (10-8), 6-0
A・ケタボング(英国) ○-× E・ガロビッツ(ルーマニア), 6-7 (4-7), 6-4, 6-0
S・ポン(中国) ○-× J・ラーソン(スウェーデン), 6-1, 6-3
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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