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男子テニスツアーのバンク・オーストリア・テニス杯(オーストリア/ウィーン、賞金総額575,250ユーロ、ハード)は27日にシングルス1回戦残り1試合と2回戦3試合が行われ、第1シードで昨年のチャンピオンのJ・メルツァー(オーストリア)がL・クボット(ポーランド)との2回戦に登場、7-6 (7-3), 7-6 (7-2)のストレートで勝利し大会連覇に向けてスタートを切った。
この試合では両者3度ずつブレークを奪い合い、両セットともタイブレークへともつれる接戦となった。そのタイブレークでは、世界ランク12位のメルツァーが同66位のクボットに格の違いを見せ付け、主導権を握り2時間12分で勝利を手中に収めた。
「こうして祖国へ戻って来れるのはとても良い気分。毎週世界各地で行われている大会とはちょっと違う気持ちで、とても良い物だね。今日は良いプレーができた。クボットとの対戦は常に厳しいものになるんだ。彼は才能もあり強烈なショットも持っているから、特に大事な場面では高い集中力が必要になる。今日はそれができたから、こうして勝てたと思う。」とメルツァーは自身のプレーに満足していた。
メルツァーは大会2連覇と共に、ツアー最終戦への出場権獲得の可能性が残されているためタイトル獲得に燃えている。最終戦へのチャンピオンズ・レースで11位にいるメルツァーは、上位8選手しか出場できない最終戦への残りの3枚の切符を争っている。彼はP・ペッツシュナー(ドイツ)とのダブルスでは既に最終戦出場を決めている。
そのメルツァーは準々決勝で第7シードのP・コールシュライバー(ドイツ)と対戦する。コールシュライバーはこの日、T・カンケ(ドイツ)を6-4, 3-6, 6-1のフルセットで下しての勝ち上がり。
昨年の今大会の決勝でメルツァーに惜しくも敗れた第2シードのM・チリッチ(クロアチア)もJ・ハジェク(チェコ共和国)を7-6 (7-4), 6-2のストーレートで退け、2年連続の決勝の舞台へ順当にベスト8入りを決めた。
世界ランク14位のチリッチは、10回訪れたブレークピンチを9回しのぐと、同98位のハジェクから3度のブレークを奪い、1時間37分で勝利を上げた。開幕戦のチェンナイで大会2連覇を達成したチリッチはその後も好調を続けたが、8月のワシントン大会でベスト4入りして以来、同一大会で2度の勝利を上げられずにおり、今大会では2度目の勝利を狙いA・セッピ(イタリア)とラッキー・ルーザーのA・ハイデル=マウラーの勝者と準々決勝で対戦する。
その他、この日唯一行われた1回戦ではB・パウ(ドイツ)がF・マイヤー(ドイツ)を6-2, 6-4のストレートで下し2回戦進出を決めた。パウは2回戦で第4シードのM・バグダティス(キプロス)と対戦する。
今大会の優勝賞金は10万3900ユーロ。
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