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男子テニスツアーのマスターズ１０００大会であるムチュア・マドレーニャ・マスターズ・マドリッド（スペイン/マドリッド、賞金総額２８３万５０００ユーロ、クレー）は１２日、シングルス２回戦１２試合が行われ、第２シードのＲ・ナダル（スペイン）がＯ・ドルゴポロフを6-4, 6-3のストレートで下し、順当に３回戦に進出した。

第１セット序盤でブレークに成功しリズムを掴んだナダルは、そのリードを守ってセットを先取すると、第２セットではドルゴポロフにプレッシャーをかけられながらも第７ゲームでこの日２度目のブレークに成功、さらに第９ゲームでもブレークに成功しゲームセット。試合時間は１時間２６分だった。

今季すでにモンテカルロとローマのマスターズ大会でタイトルを獲得し、キャリア通算でのマスターズタイトルをＡ・アガシ（アメリカ）と並ぶ史上最多の１７としているナダル。もしナダルが今大会で優勝すれば、単独トップとなるマスターズ１８勝目を記録することとなる。

２１歳で世界ランク６２位とトップ１００最年少のドルゴポロフとの試合についてナダルは「彼はとても特別で、対戦するのはとても難しいことだよ。彼のショットはとても速いし、サーブも速い。試合をコントロールできなかったから、今日の勝利は重要だね。」と若い才能を称えた。

史上初となるマスターズ大会３連続優勝がかかるナダルは、３回戦でＪ・アイズナー（アメリカ）と対戦する。第１３シードのアイズナーは、予選から勝ち上がってきたＳ・ヒラルド（コロンビア）を1-6, 7-6 (8-6), 6-2とフルセットの逆転で下し、２回戦突破を果たした。

この日は第５シードのＡ・ロディック（アメリカ）がＦ・ロペス（スペイン）との２回戦に登場する予定であったが、ロディックは体調不良のために試合前に棄権している。試合はロペスがラッキールーザーのＯ・エルナンデス（スペイン）を6-1, 6-2のストレートで下し、３回戦進出を決めている。

第３シードのＡ・マレー（英国）は、Ｊ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）に6-3, 6-3のストレートで勝利、順当に３回戦進出を決めている。その一方で、クレー巧者として知られるＮ・アルマグロ（スペイン）が、昨年の全仏オープン準優勝者で第４シードのＲ・ソデルリング（スウェーデン）を6-4, 7-5のストレートで破る金星を手に入れている。

この他の試合の結果は以下の通り。

Ｇ・ガルシア=ロペス（スペイン） ○-× ＪＷ・ツォンガ（フランス） (7), 6-2, 0-0, 途中棄権
Ｍ・チリッチ（クロアチア） (8) ○-× Ｅ・シュワンク（アルゼンチン）, 6-3, 6-0
Ｄ・フェレール（スペイン） (9) ○-× Ｍ・バグダティス（キプロス）, 1-6, 6-3, 7-5
Ｅ・ガルビス（ラトビア） ○-× Ｍ・ヨージニ（ロシア） (10), 7-6 (7-2), 6-4
Ｇ・モンフィス（フランス） (12) ○-× Ｐ・ペッツシュナー（ドイツ）, 1-1, 途中棄権
Ｓ・ワウリンカ（スイス） (15) ○-× Ｌ・メイヤー（アルゼンチン）, 6-4, 4-2, 途中棄権
Ｊ・モナコ（アルゼンチン） ○-× Ｔ・ベルッチ（ブラジル） (16), 6-2, 6-2
Ｖ・ハネスク（ルーマニア） ○-× Ｄ・ムニョス-デラナバ（スペイン）, 6-0, 4-6, 6-3
Ｊ・メルツァー（オーストリア） ○-× Ｍ・フィッシュ（アメリカ）, 3-6, 6-1, 6-4

今大会の優勝賞金は５８万５０００ユーロ。