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男子テニスツアーのマスターズ1000大会であるムチュア・マドレーニャ・マスターズ・マドリッド(スペイン/マドリッド、賞金総額283万5000ユーロ、クレー)は11日、シングルス2回戦2試合が行われ、ディフェンディング・チャンピオンのR・フェデラー(スイス)がB・ベッカー(ドイツ)に6-2, 7-6 (7-4)のストレートで勝利、順当に3回戦に進出した。
第1シードのフェデラーは第1セット第2ゲームでブレークに成功し3-0とリードを奪うと、第8ゲームでもブレークに成功し、わずか29分でセットを先取する。
第2セットでは5本のブレークチャンスを無駄にしたフェデラーであったが、タイブレークでは絶妙なドロップショットなどで世界ランク46位のベッカーを終始リード、1時間21分で勝利を収めた。
全豪オープンで16度目のグランドスラム制覇を成し遂げて以来、タイトルから遠ざかっているフェデラーは、今季のクレーコート初戦であったローマ・マスターズの2回戦で敗退し、エストリルでは準決勝で敗れていた。
「この数週間か数ヶ月に起きたことへの対処には満足している。」とフェデラー。「試合が始まった瞬間、気分は最高だった。ボールをきれいに打てていたし、ここのセンターコートは僕に向いていると思うよ。」
フェデラーは昨年の今大会でタイトルを獲得すると、続く全仏オープンを制し生涯グランドスラムを達成、さらにウィンブルドンでも優勝しグランドスラムのシングルスで史上最多となる15個目のタイトルを獲得していた。
もう一方の2回戦では、第6シードのF・ベルダスコ(スペイン)がI・カルロビッチ(クロアチア)を7-6 (7-5), 6-3のストレートで下し、3回戦進出を決めている。お互いに全てのサービスゲームをキープし接戦となった第1セットを奪ったベルダスコは、第2セットでこの試合唯一のブレークに成功し、ビッグサーバーのカルロビッチを突き放した。
試合後の会見でベルダスコは「第1セットのタイブレークが自信になって、第2セットでは落ち着いてプレーできたよ。そして最終的にはブレークにつながった。」と試合を振り返った。
この日は残りのシングルス1回戦13試合も行われていたが、2007年の今大会覇者で主催者推薦で出場のD・ナルバンディアン(アルゼンチン)と、その対戦相手であったT・ベルディフ(チェコ共和国)の両方が試合前に棄権するという珍事が起きている。両者共に怪我を理由としているが、怪我の内容は明らかになってはいない。
この日に行われたシングルス1回戦の結果は以下の通り。
M・ヨージニ(ロシア) (10) ○-× L・ラコ(スロバキア), 2-6, 6-3, 6-1
J・アイズナー(アメリカ) (13) ○-× C・ロクス(ベルギー), 5-7, 6-2, 6-2
D・ムニョス-デラナバ(スペイン) ○-× S・クエリー(アメリカ) (14), 6-7 (3-7), 6-3, 7-5
S・ワウリンカ(スイス) (15) ○-× M・グラノジェルス(スペイン), 6-4, 6-4
T・ベルッチ(ブラジル) (16) ○-× P・リバ(スペイン), 7-6 (7-5), 6-1
J・I・チェラ(アルゼンチン) ○-× P・クエバス(ウルグアイ), 2-0, 途中棄権
G・ガルシア=ロペス(スペイン) ○-× D・ヒメノ=トラバー(スペイン), 6-3, 6-4
M・フィッシュ(アメリカ) ○-× M・ラッセル(アメリカ), 6-2, 7-6 (7-1)
E・シュワンク(アルゼンチン) ○-× P・H・マチュー(フランス), 6-3, 6-3
P・ペッツシュナー(ドイツ) ○-× F・フォニュイーニ(イタリア), 6-1, 4-6, 7-5
V・ハネスク(ルーマニア) ○-× I・アンドレエフ(ロシア), 3-6, 6-5, 途中棄権
E・ガルビス(ラトビア) ○-× A・モンタネス(スペイン), 7-5, 6-1
M・バグダティス(キプロス) ○-× M・キウディネッリ(スイス), 6-3, 6-4
今大会の優勝賞金は58万5000ユーロ。
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