HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
グランドスラム通算14個のシングルスタイトルを保持する元王者のP・サンプラス(アメリカ)と、グランドスラム8勝で生涯グランドスラムを達成しているA・アガシ(アメリカ)がマカオで行われたエキシビションで対戦し、サンプラスが3-6, 6-3, [10-8]のスコアで勝利を収めた。
1990年代のテニスファンを夢中にさせた両者の対戦は、サンプラスが最後のグランドスラムタイトルを手に入れた、2002年のUSオープン決勝以来となった。
試合が行われたベネチアン・マカオ・アリーナは球足が速く、攻撃的なプレーを得意とするサンプラスに有利かと思われたが、先手を取ったのはアガシであった。この試合でアガシは、引退試合となった2006年のUSオープンで4本もの痛み止めを使用した背中の怪我の影響を微塵も感じさせなかった。
「ピートと対戦すると、色んなことが思い出されるよ。僕はただコートに行って、「ああ、やることは決まっているな」と思ったね。良く知る相手との試合は良いものだね。」とアガシは試合の感想を述べている。
第2セットに入ると、2年前に行われたエキシビションで現在の世界王者であるR・フェデラーを下したこともあるサンプラスが強力なサーブで反撃、さらには現役当時には世界1とも言われた繊細なボレーで試合を振りだしに戻した。
勝敗を決するスーパー・タイブレークでは、サーブを武器とするサンプラスが優位に試合を進め、9-6とマッチポイントを迎える。追い詰められたアガシは、そこから2ポイントを取り返したものの、最後はサンプラスがサービスエースを決めてゲームセットとなった。
「アンドレは引退してから3年も経つというのに、とても見事にボールをヒットしていたね。彼のボールはとても重かったよ。」と試合後に語ったサンプラスは、この試合でアガシが彼よりも多くのサービスエースを決めたことを付け加えた。
それを受けたアガシは「こんな事って何回あるんだい?」とジョークで返し、笑いを誘った。
サンプラスとアガシの現役時代の対戦成績は、20勝14敗でサンプラスが勝ち越しており、4度あったグランドスラム決勝ではサンプラスの4勝1敗となっている。
アガシは会見の席で「ピートの手は今まで通り同じだね。彼はとても素晴らしいタッチを持っている。今日は彼のショットに何度も驚かされたし、とても当然のように彼は打ってくるんだ。」と、引退して7年を経ても変わらない親友のプレーを賞賛していた。
その他のニュース
|
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.