テニスのグランドスラム大会である全仏オープン（フランス/パリ、クレー）は大会７日目の３０日、女子シングルス３回戦が行なわれ、第２シードのＳ・ウィリアムズ（アメリカ）、第５シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）、第７シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）らが４回戦進出を決めたが、第４シードのＥ・デメンティエワ（ロシア）が敗れた。
２００４年のファイナリストであるデメンティエワは、第３０シードのＳ・ストザー（オーストラリア）と対戦、ファイナルセットにもつれる接戦を演じたが3-6, 6-4, 1-6で敗れ、第３シードのＶ・ウィリアムズ（アメリカ）に続き、トップ４シードから２人目の波乱の犠牲者となった。
世界ランク３２位のストザーは、この試合で１５本のブレークチャンスを迎えると、その内の７本でブレークに成功、２時間１２分でデメンティエワに勝利を収め、キャリア２度目のグランドスラム４回戦に駒を進めた。
第２シードのＳ・ウィリアムズはＭＪ・マルチネス=サンチェス（スペイン）を4-6, 6-3, 6-4の逆転で下し、４回戦に進出した。第１セットこそマルチネス=サンチェスのサーブ＆ボレーに苦しめられたセリーナだったが、第２セット以降で合計４度のブレークに成功し、２時間１１分で勝利を収めた。
第５シードのヤンコビッチはノーシードのＪ・グロス（オーストラリア）に6-1, 6-1で快勝、順当に４回戦進出を決めた。また、第７シードのクズネツォワは、Ｍ・シンク（ハンガリー）に6-1, 6-3で勝利している。ヤンコビッチとクズネツォワは、ここまでの３試合で全てストレート勝ちしている。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｖ・アザレンカ（ベラルーシ） (9) ○-× Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン） (22), 5-7, 7-5, 6-2
Ｓ・シルステア（ルーマニア） ○-× Ｃ・ウォズニアキ（デンマーク） (10), 7-6 (7-3), 7-5
Ａ・ラドワンスカ（ポーランド） (12) ○-× Ｋ・ボンダレンコ（ウクライナ）, 6-2, 6-4
Ａ・ウズニアッキ（カナダ） (24) ○-× Ｌ・ドミンゲス=リノ（スペイン）, 6-2, 3-6, 6-3
Ｖ・ラッツァーノ（フランス） ○-× Ｔ・ガルビン（イタリア）, 7-5, 7-5
今大会の優勝賞金は１０６万ユーロ。
（2009年5月31日13時55分）
前年女王が涙 3回戦敗退 
