HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
今週月曜日発表の最新ランキングで新たな記録を達成した選手がいる。世界ランク10位と初のトップ10入りに成功したC・ウォズニアキ(デンマーク)と、自己最高位の15位になった鄭潔(中国)が、それぞれの自国の最高ランキング記録を更新した。
ウォズニアキは昨年8月のスウェーデン大会で、デンマーク人女性として初めてWTAツアー優勝を上げ、同月にはアメリカのニューヘブンで2度目の優勝を飾り、デンマーク人選手として初のトップ20入りに成功した。
昨年10月のジャパン・オープンで自身3度目のタイトルを獲得し、今季も4月のフロリダ州マイアミで初優勝を飾った他、先週のマドリッドでも決勝戦で世界ランク1位のD・サフィーナ(ロシア)に敗れはしたものの、今季3回目の準優勝に輝き、デンマーク人選手として初のトップ10入りを達成した。
先週のマドリッドの3回戦のA・クレイバノワ(ロシア)戦に勝利するとトップ10入りが決まっていた彼女は、その試合後の記者会見でこう語っていた。
「目の前の試合に勝つことを目標にしているだけなの。ランキングにはそれほどこだわってはいないわ。ただ、メディアの人達みんなにその試合に勝つとトップ10入りだって言われたわ。それでも、いつものように試合に臨んで、1ポイントずつ戦ったの。その精神力が自分がここまでこれた強さの1つだと思う。」と、自分のメンタルの強さを分析していた。
加えて「(トップ10入りは)最高の気分。ここまで来るまでも、デンマーク人の記録を塗り替えてきたけど、新たな記録をまた打ち立てることは、大きな目標の1つでもあるの。一番なりたい位置に、徐々に近づいているわ。」と、デンマークのテニス史に名を残す活躍に興奮しつつ、最終目標が頂点を極めることと匂わせた。
もう一人記録を作ったのが、中国人として初のトップ15入りに成功した鄭潔。彼女は先週のマドリッドで2回戦進出を決め、先週の世界ランク16位から15位へとランキングを上げた。これまでの最高位はN・リー(中国)が2007年1月に初めて記録した16位で、鄭潔は先週までそのランキングに並んでいた。
2005年の開幕戦で自身初のツアー優勝を飾った鄭潔は、2006年には2度のシングルス優勝に加え、全豪オープンでヤン・ツー(中国)と出場したダブルスで中国人として初のグランドスラム・タイトルを獲得、ウィンブルドンで2度目の4大大会制覇を達成した。
2007年は全仏オープンの1回戦敗退後は、左足首の怪我で試合に出場できず、ランキングを248位にまで落としてしまった。2006年以降現在に至るまで、シングルスのタイトル獲得には至っていない。
しかしながら、昨年のウィンブルドンでは主催者推薦枠で出場し、まず1回戦で第30シードのD・チブルコワ(スロバキア)を、3回戦では当時第1シードのA・イバノビッチ(セルビア)を、4回戦では第15シードのA・サバイ(ハンガリー)、さらに準々決勝では第18シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)と、シード勢を次々に倒し見事ベスト4入りを果たし一気にトップ40入りと、復活を果たし現在に至る。
その他のニュース
|
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.