女子テニスツアーのソニー・エリクソン・オープン（アメリカ/マイアミ、賞金総額４５０万ドル、ハード）は２７日、シングルス２回戦が行なわれ、第８シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）は、予選勝者のＴ・パスゼック（オーストリア）に2-6, 7-5, 6-1の逆転で勝利、３回戦に駒を進めた。
世界ランク８位のクズネツォワは、２００７年９月には自己最高ランキングである２位になるなど、近年で安定した成績を残してきている選手の１人であるが、２００８年は５大会で決勝に進出するもタイトル獲得には到っていなかった。
また、今季初めの全豪オープンではベスト８に進出しているものの、今大会出場するまではドバイとインディアンウェルズで２連敗と思うような成績を残せていないクズネツォワは、この日の試合では、世界ランク７４位のパスゼックに第２セット以降はブレークを許さず、１時間５８分で連敗を止めた。
第２シードのＤ・サフィーナ（ロシア）は、Ｍ・ヨハンソン（フランス）を6-1, 6-3と危なげなく下し、順当に３回戦に進出した。先週開催されたインディアンウェルズ大会で決勝に進出すれば、世界ランク１位になるチャンスがあったサフィーナは、準々決勝で敗退している。今大会でも同様のチャンスがあるが、現ランク１位のＳ・ウィリアムズ（アメリカ）の成績次第となる。
第４シードのＥ・デメンティエワ（ロシア）は、同胞のＡ・ピヴォヴァロヴァ（ロシア）を6-0, 3-6, 6-3で下している。２７歳のデメンティエワはこの日の試合で、ピヴォヴァロヴァが犯した１１本のダブルフォルトに助けられつつ８度のブレークに成功、１時間５１分で勝利した。
第７シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）は、Ｍ・コリツェワ（ウクライナ）を6-3, 6-3で下し、３回戦に進出している。世界ランク７位のイバノビッチは、前週行なわれたＢＮＰパリバ・オープンでは、決勝でＶ・ズヴォナレーワ（ロシア）に敗れ、準優勝に終わっていた。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｖ・アザレンカ（ベラルーシ） (11) ○-× Ａ・パブリュチェンコワ（ロシア）, 6-2, 6-2
Ａ・ヤキモバ（ベラルーシ） ○-× Ｍ・バルトリ（フランス） (12), 6-4, 6-3
Ｃ・ウォズニアキ（デンマーク） (13) ○-× Ｊ・ドキッチ（オーストラリア）, 6-3, 5-7, 6-2
Ｆ・ペネッタ（イタリア） (15) ○-× Ｍ・キリレンコ（ロシア）, 6-4, 7-5
Ｐ・シュニーダー（スイス） (18) ○-× Ｌ・サファロバ（チェコ共和国）, 4-6, 6-1, 6-4
Ａ・モレスモ（フランス） (20) ○-× Ｍ・リバリコワ（スロバキア）, 6-3, 1-6, 6-2
Ａ・チャクエタゼ（ロシア） (22) ○-× Ｄ・ハンチュコバ（スロバキア）, 6-3, 6-1
Ａ・クレイバノワ（ロシア） (24) ○-× Ｇ・ウォスコボエワ（カザフスタン）, 6-2, 6-4
Ａ・サバイ（ハンガリー） (25) ○-× Ｆ・スキアボーネ（イタリア）, 2-6, 6-4, 6-2
Ｓ・ストザー（オーストラリア） ○-× Ｓ・バンマー（オーストリア） (27), 6-1, 6-1
Ｎ・バイディソバ（チェコ共和国） ○-× Ａ・ボンダレンコ（ウクライナ） (28), 6-1, 6-0
Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン） (31) ○-× Ｎ・ヤゴステラ=ビベス（スペイン）, 3-6, 6-4, 7-6 (7-3)
今大会の優勝賞金は７０万ドル。
（2009年3月28日15時25分）
前年女王が涙 3回戦敗退 
