女子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセルの女子部門（メキシコ/アカプルコ、賞金総額２２万ドル、クレー）は２５日、シングルス２回戦が行なわれ、第１シードのＶ・ウィリアムズ（アメリカ）が、予選勝者のＧ・アーン（ハンガリー）を6-3, 6-7 (3-7), 6-4のフルセットで退け、準々決勝に進出した。
先週の大会でキャリア４０個目となるタイトルを獲得したばかりのヴィーナスは、世界ランク１６０位のアーンに対し３度のブレークを許すなどしたが、ファイナルセット第１０ゲームでこの日５度目のブレークに成功すると、２時間４３分のマラソンマッチに終止符を打った。
ヴィーナスは、１回戦でも２時間２４分のフルセットマッチを演じており、これで２日間連続で２時間を越える試合をしたことになる。
世界ランク５位のヴィーナスは、準々決勝でラッキールーザーのＡ・サバイ（ハンガリー）と対戦する。サバイは、Ｒ・ビンチ（イタリア）を7-6 (7-1), 6-4で下し、ベスト進出を決めた。
第２シードのＦ・ペネッタ（イタリア）は、Ｐ・パルメンティエ（フランス）に6-1, 6-3で快勝し、順調に駒を進めている。世界ランク１５位のペネッタは、２００４年から５年連続で今大会の決勝に進出している。
今季の全豪オープンでベスト８に進出していた、第３シードのＣ・スアレス・ナバロ（スペイン）は、Ｂ・ザーロバ・ストリツォバ（チェコ共和国）に4-6, 5-7のストレートで敗れ、上位進出はならなかった。
また第７シードのＴ・ガルビン（イタリア）は、腹筋痛のため試合前に棄権を表明、対戦する予定だったＭ・ヨハンソン（フランス）が、労せずしてベスト８の座を手に入れている。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国） (4) ○-× Ｋ・ザコパロバ（チェコ共和国）, 4-6, 6-4, 7-6 (7-3)
Ｍ・アニ（エストニア） ○-× Ｇ・ドゥルコ（アルゼンチン） (5), 7-6 (8-6), 6-3
Ｐ・ツェトコフサ（チェコ共和国） ○-× ＭＪ・マルチネス=サンチェス（スペイン） (8), 3-6, 6-4, 6-1
今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。
（2009年2月26日17時55分）
前年女王が涙 3回戦敗退 
