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大会初日から雨にたたられる◇オーストリアン・オープン

14日の月曜日に開幕したオーストリアン・オープン(オーストリア/キッツビューヘル、賞金総額57万1千ドル、クレー)は、初日から悪天候に阻まれ予定されていたシングルス1回戦は、全て翌日以降へと順延となる不運な幕開けとなった。

今年はオリンピックがあるため、ツアー・スケジュールが例年と異なり、ツアーはアメリカのハード・コートへと移るこの時期にヨーロッパでクレー4大会が同時に開催されることもあり、インターナショナル・シリーズ・ゴールド大会にも関わらず、トップ30の選手の出場のない異例の大会となってしまった。

トップ・シードは世界ランク34位のA・セッピ(イタリア)で、先週のスイス大会では第5シードながら初戦敗退を喫していた。第2シードは同39位のR・シュトラー(ドイツ)で、先に行われたウィンブルドンでは2003年の全豪オープンで準優勝を挙げて以来のベスト4入りを果たすなど、ランキングを大きく上げている。

第3シードは同49位のA・カイエリ(アルゼンチン)で、先週のドイツ大会ではベスト4入りと、好調で今大会へ臨んでいる。第4シードは同61位のP・スタラーチェ(イタリア)で、先のウィンブルドンでは初戦敗退を喫し、ランキングを下げている。

第5シードはE・シュワンク(アルゼンチン)で、先週のドイツ大会では同じくベスト4入りし、ランキング58位と自己最高位を更新している。続いて第6シードは同66位のJ・メルツァー(オーストリア)、第7シードは同44位のJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、第8シードは同70位のO・ロクス(ベルギー)

デル=ポトロは先週のドイツ大会で、ツアー初優勝を飾り、2007年5月に記録した自己最高位の44位に並んだ。今大会エントリー時のランキングで、第7シードにエントリーしている。

今大会の優勝賞金は11万7000ユーロ。

(2008年7月15日9時44分)
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