ボシュ・ロム選手権（ティア２、賞金総額６０万ドル、クレー）は木曜日に、シングルス３回戦を行い、トップ・シードのＭ・シャラポワ（ロシア）が第１５シードのＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）を7-6 (7-3), 5-7, 7-6(7-1)のスコアで接戦を制し、ベスト８入りを決めた。
第１セットをタイブレークで先取したシャラポワだったが、第２セットはメディーナ=ガリゲスの粘りにあい奪い返され、試合はファイナル・セットへ。第３セットでは序盤にブレークを許したシャラポワだったが、そこから巻き返し5-3と逆転に成功し、２度のマッチ・ポイントを握るが取りきれず、メディーナ=ガリゲスの反撃に合ってしまう。結局、そのセットもタイブレークとなったが、地力に勝るシャラポワが３時間を越える試合に終止符を打った。
２００１年に今大会を制している第１１シードのＡ・モレスモ（フランス）も、第７シードのＡ・ラドワンスカ（ポーランド）を3-6, 7-5, 7-6 (8-6)と、接戦を制して逆転勝利を収め、８強入りに成功した。今季これまでトップ３０選手との対戦では、０勝４敗だったモレスモだが、やっと勝利を掴み、今季初のベスト４入りへ望みをつないだ。
その他の試合では、第１０シードのＡ・ボンダレンコ（ウクライナ）が第６シードのＤ・サフィーナ（ロシア）を7-6 (7-5), 0-6, 7-5で下す金星を上げ、第８シードのＡ・サバイ（ハンガリー）が第１２シードのＫ・シュレボトニック（スロベニア）を3-6, 6-2, 6-3と、いずれもフルセットの接戦を物にした。
第１３シードのＶ・ラッツァーノ（フランス）はＯ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）を6-2, 6-4で、ノーシード同士の対決となったＡ・コルネ（フランス）対Ｅ・ヴェスニナ（ロシア）の一戦は、コルネが6-1, 7-5のストレートでヴェスニナを退けた。
Ｌ・ダベンポート（アメリカ） (16) vs. Ｋ・シュプレム（クロアチア）の試合もファイナルセットまでもつれ込む接戦となった。１セットオールで迎えたファイナルセット、シュプレムが先にダベンポートのサービスブレークに成功するが、ダベンポートがそこから巻き返し6-4, 3-6, 6-4のスコアでベスト８進出を決めた。
この日のナイトセッションには第２シード、２０歳のＡ・チャクエタゼ（ロシア）が１８歳のＤ・チブルコワ（スロバキア）を迎え撃つ。
今大会の優勝賞金は９万５千５００ドル。
（2008年4月11日11時07分）
大坂なおみ 初戦は今季2度8強の23歳 
