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JW・ツォンガ(フランス)のこれほどの活躍を誰が予想できただろうか。今季四大大会初戦の全豪オープン、1回戦でシード選手を破って注目を集めた世界ランク38位のツォンガが、大会第11日の24日、第2シードのR・ナダル(スペイン)を6-2, 6-3, 6-2で圧倒して、決勝進出を決めた。
これまで5回の四大大会で4回戦進出が最高だった22歳のツォンガだが、全豪はA・クレマン(フランス)以来のフランス勢の決勝進出で、1983年のY・ノア(フランス)以来のグランドスラム優勝を狙うところまで駆け上がってきた。
「夢のようだよ。びっくりした。今晩は信じられないようなプレーが出来た。全部のショットがインになったし、バックハンド、サーブ、ボレー、ドロップショット、全てがうまくいった。」と語るツォンガ。
背中や肩、腹筋の怪我に悩まされていたツォンガだが、現在はこの数年間で肉体的に良い状態にあり、今大会では一躍トップ選手の仲間入りを果たした。
「以前はこうではなかったと思うよ。なぜなら冬の時期に練習しなかったからね。こんなに練習したことは無かった。でも、今年はやったんだ。だから、そのおかげさ。」
初戦では第9シードのA・マレー(英国)を下し、4回戦では同胞のライバルでもある第8シードのR・ガスケ(フランス)に勝利。準々決勝では第14シードのM・ヨージニ(ロシア)にも完勝しており、向かうところ敵無しだ。
「全てが完璧だった。とんでもないことだよ。だって、こんなに高いレベルでプレーできたのは初めてだし、それが全豪の準決勝だったんだからね。」
ナダル戦では、緩急のついたストロークとフォアハンドの強打で全仏王者の守備を崩し、パッシングショットは見事なボレーで対応。サーブもよく決まり、17本目のエースで試合を締めくくった。
初の全豪決勝への道を阻まれたナダルは、「(ツォンガは)僕より良いプレーをした。だから僕を倒したんだ。僕はベストを尽くそうとしたし、遅いペースや速いペース、ベースラインの中や外と色々なプレーを試みたんだ。」と試合を振り返った。
「今日の結果を受け入れないといけない。彼のプレーは素晴らしかったし、バックハンドでほとんどミスが無かったし、フォアハンドはほとんどウィナーだった。リズムもある。僕にはチャンスが無かった。僕のプレーも悪くなかったけど、彼が上だった。」と、ナダルは勝者を称えた。
ツォンガが優勝すれば、全豪では32年ぶりのノーシードからの大会制覇となる。決勝の対戦相手は、第12日に行われる準決勝で戦う第1シードのR・フェデラー(スイス)と第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)の勝者と対戦する。
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