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（フランス、パリ）

今季のＡＴＰの最後の一般大会であるＢＮＰパリバ・マスターズ（賞金総額２４５万ドル）で、２週間後上海でトップ８選手で行われるツアー最終戦出場の残り２枠をかけて、上位選手たちの戦いが激化している。Ｍ・ヨージニ（ロシア）もこの日１回戦を勝ちぬき、同最終戦出場の可能性を残した。

レースランキングで１７位にいるヨージニは、Ａ・クレマン（フランス）と１回戦を行い、6-4, 6-3で２回戦へ進んだ。２００４年に８強入りして以来の出場で、２回戦では第７シードのＦ・ゴンサレス（チリ）と対戦する。ゴンサレスはレースランキングで７位におり、ヨージニに勝てば最終戦出場が濃厚になり、一方ヨージニは勝たないと望みはなくなる。
また、Ｍ・バグダティス（キプロス）もＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）を6-4, 6-2で倒し、２回戦進出を決めるとともに、最終戦へのチャンスをキープした。

現時点では、昨日の１回戦で勝ち残っているＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）（レースランキング２５位）までが、今大会の成績いかんで最終戦への切符を手にすることができる位置にいる。

この日、その他の試合ではＪ・ティプサレビッチ（セルビア）がＶ・スペーディア（アメリカ）を7-6, (11-9), 7-6 (7-2)で、Ｍ・フィッシュ（アメリカ）がＤ・ツルスノフ（ロシア）を7-6 (9-7), 6-4で下して２回戦進出を決めている。

今大会は上位１６人のシード勢が１回戦免除の２回戦からの登場。
トップシードのＲ・フェデラー（スイス）は今大会４年ぶりの出場、１４回目のマスター大会優勝を狙う。第２シードのＲ・ナダル（スペイン）は今大会初出場。第３シードがＮ・ジョコビッチ（セルビア）、第４シードが２連覇を狙うＮ・ダビデンコ（ロシア）という顔ぶれとなっている。第５シードで出場予定だったＡ・ロディック（アメリカ）は、先週金曜日に欠場を申し入れている。

今大会優勝賞金は４８万９５００ドル。