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（タイ、バンコク）

タイ・オープン（賞金総額５５万ドル）は２５日の火曜日から本戦がスタートするが、世界ランク２位のＲ・ナダル（スペイン）がＵＳオープンで痛めた膝の怪我を理由に日曜日に欠場を申し入れた。それでも第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）、第２シードのＡ・ロディック（アメリカ）、第３シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）ら上位３シードがトップ１０選手という豪華な顔ぶれとなった。

ナダルは「これまで医者の意見を聞いてきたけど、もう数週間の療養が必要と診断されてしまい、やむなく欠場することにした。」と、膝の回復具合が今一つであることを明らかにした。

ナダルの他にも、昨年覇者のＪ・ブレーク（アメリカ）と、２００４年と２００５年覇者のＲ・フェデラー（スイス）が参加を見送った。ブレークは先週末のデビスカップ準決勝で、アメリカ代表としてプレーしたためで、フェデラーも同じくデビスカップ・プレーオフに参戦したためとなっている。

トップシードのジョコビッチは、決勝でフェデラーに敗れたＵＳオープン以来の試合となる。２０歳のジョコビッチは今季すでに４大会で優勝を飾っており、世界ランクも自己最高の３位にまで上り詰めている。１回戦ではＩ・クニツィン（ロシア）と対戦する。

第２シードのロディックは、先週末のデビスカップ準決勝でシングルス２勝を上げる活躍を見せ、アメリカ決勝進出の原動力となった。今大会では２００４年に１度出場経験があるが、その時は決勝で苦手としているフェデラーに敗れて準優勝に終わった。２５歳のロディックは、自身２４度目、今季３度目のツアータイトル獲得を狙って、ワン・ユーツオ（台湾）と１回戦を行う。

第３シードのベルディフもＵＳオープン以来の大会で、６月のドイツ・ハーレに続く自身４度目の優勝を狙う。

第４シードは２９歳のＴ・ハース（ドイツ）で、Ｖ・スペーディア（アメリカ）と初戦で対戦する。その他のシード選手は第５シードにＣ・モーヤ（スペイン）、第６シードにＤ・ツルスノフ（ロシア）、第７シードがＩ・カルロビッチ（クロアチア）、第８シードにＦ・ベルダスコ（スペイン）と続く。

今大会の優勝賞金は７万６千５００ドル。