（クロアチア、ウマグ）
クロアチア・オープン（賞金総額４８万８千ドル、クレー）は金曜日に準々決勝を行い、第６シードのＣ・モーヤ（スペイン）が第４シードのＤ・フェレール（スペイン）を7-5, 6-4で下し、見事準決勝に駒を進めた。
ベスト８に残った選手の中では最高位シードのフェレールだったが、モーヤ戦では防戦一方で、ブレークポイントを１０本中５本決められてしまった。一方のモーヤは５本中２本のブレークポイントを挽回するなど粘り強さが光った。
フェレールは今季ボースタードとオークランドの大会で優勝しており、３勝目を狙ったが、同胞の先輩モーヤの前に屈した。
スウェーデン・ボースタードの大会に続き、今月２大会目の準決勝進出を決めたモーヤは、今週の３試合全てストレート勝ちを収めており、２００７年初優勝に向けて今季４度目の準決勝で、準決勝で第５シードのＧ・カニャス（アルゼンチン）と対戦する。
カニャスはＧ・シモン（フランス）に6-2, 6-1で圧勝してのベスト４入り。今季世界１位のＲ・フェデラー（スイス）を２度倒しているカニャスは、１月のサンパウロの大会以来の優勝を狙う。
モーヤとカニャスは過去２度対戦し１勝１敗。最近の対戦では、３月のインディアンウェルズの大会（ハードコート）で、モーヤが勝っている。
その他の準々決勝ではノーシードから勝ち上がったＡ・パベル（ルーマニア）が第７シードのＦ・ボランドリ（イタリア）を1-6, 6-2, 6-3で下してベスト４入りを決めた。パベルは準決勝でＶ・トロイキ（セルビア）と対戦する。
トロイキはＣ・ベルロク（アルゼンチン）を7-5, 6-2で下しての準決勝進出。トロイキは現在世界ランク１７６位だが、水曜日には第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）を下しており、勢いを持続している。
今大会の優勝賞金は７万７千ドル。
（2007年7月28日11時00分）
島袋将 18歳新鋭と対戦も途中棄権 
