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(イタリア、ローマ)
テレコム・イタリア・マスターズ(賞金総額265万ドル、クレー)で1回戦から早くも好カードの対戦が次々と行われた。
第2シードのR・ナダル(スペイン)と同じくマヨルカ島出身の先輩で親交の厚いC・モーヤ(スペイン)が1回戦で顔を合わせた。クレーでの連勝を更新中のナダルが6-1, 2-6, 6-2でモーヤを退け、連勝を48へと伸ばした。モーヤは持てる力をフルに発揮したが、若さと勢いに勝るナダルには力及ばなかった。もし、19歳のナダルが今大会で昨年に続き2連覇を達成したら、1977年にG・ビラス(アルゼンチン)の持つクレーでの連勝記録の53に並ぶ計算になる。
ナダルとモーヤは今季1度だけマイアミでの2回戦で対戦しており、その時はモーヤが勝って、対戦成績を2勝2敗としていた。この日ナダルは、第2セットを落としてから気持ちを立て直し、第3セットの第2ゲームでブレークを奪うと終始リードを続けて試合を勝ち取った。危なかったのは第7ゲームでいくつかブレーク・ポイントを握られた時くらいだった。ナダルは2回戦で、イギリスの新鋭A・マレー(英国)を6-4, 6-4で下したF・ボランドリ(イタリア)と対戦する。
先週のエストリル・オープンで今季初優勝を飾った第4シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)は、予選勝者のF・ビセンテ(スペイン)に手こずりながらも6-2, 3-6, 6-3で破り2回戦へ進んだ。ナルバンディアンは、2003年の全仏オープン覇者のJ・C・フェレーロ(スペイン)を6-1, 6-3で倒したP・H・マチュー(フランス)と2回戦を行う。
第5シードのA・ロディック(アメリカ)も、苦手とするクレーで、V・ハネスク(ルーマニア)を6-1, 6-0で一蹴し勝ち上がっている。2回戦では全豪オープン準優勝のM・バグダティス(キプロス)と顔を合わせる。バグダティスは、先週のミュンヘンのBMWオープンを制したO・ロクス(ベルギー)を7-5, 6-4で下しての勝ち上がり。
ロディックとバグダティスとは、全豪オープン4回戦で対戦し、勢いに乗るバグダティスが4セットの接戦を物にするという波乱を演じていた。「オーストラリアとはまた違う戦いになると思う。あの時は(バグダティスは)全く無名の選手で、あれだけのプレーをされて面食らったけどね。そのリベンジをしたいね。タフで面白い試合になると思う。」と、ロディックは気合をこめて語った。
その他シード勢では、第6シードのN・ダビデンコ(ロシア)、第14シードのR・シュティエパネック(チェコ共和国)、第15シードのT・ヨハンソン(スウェーデン)らが順当に勝ちあがった。
しかし、第8シードのG・ガウディオ(アルゼンチン)と第9シードのG・コリア(アルゼンチン)のアルゼンチン勢が共に敗退する波乱も起きた。2004年の全仏オープン・チャンピオンのガウディオはX・マリス(ベルギー)に4-6, 6-3, 6-3の逆転で敗れた。同全仏オープン決勝でガウディオと戦ったコリアも、予選上がりのR・ラミレス=イダルゴ(スペイン)に3-6, 2-6で敗れた。これでここまで3試合連続の敗退で、今季の成績も8勝8敗とスランプに陥っている。
その他、ノーシード勢では、T・ヘンマン(英国)がA・ディマウロ(イタリア)を 7-5, 7-6 (7-2)で、M・サフィン(ロシア)もT・ガバシュビリ(ロシア),を7-5, 3-6, 6-1でそれぞれ下し、2回戦へ駒を進めた。P・スリチャパン(タイ)はT・ベルディフ(チェコ共和国)に1-6, 3-6のストレート負けで姿を消すこととなった。
今月末の全仏オープンを前に、今週・来週とローマ、ハンブルグで2週連続でクレーでのマスター大会が行われ、赤土の戦いに熾烈さが増していく。
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