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（スペイン、バルセロナ）

セアット・ゴド・オープン（賞金総額１０５万ドル）が月曜日から開催され、初日はシングルス１回戦が行われた。今大会を最後に引退を表明しているＡ・コスタ（スペイン）はＶ・スペーディア（アメリカ）と対戦し、7-6 (9-7), 4-6, 6-1の接戦を制して２回戦進出を決めた。

コスタは今大会でも９７年に優勝しているが、２００２年の全仏オープン覇者として広く知られている。昨年の全仏オープン１回戦でもスペーディアと顔を合わせ、その時は敗れていたが、今回は地元ファンの声援も受け、その雪辱も果たした。２回戦ではＤ・フルバティ（スロバキア）と対戦する。

この日試合のあったうち最高シードのＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）（１０）は、Ｋ・フリーゲン（ベルギー）を6-1, 6-2で一蹴した。フェレーロは今大会で２００１年に優勝、また２００２年全仏オープンでは決勝でコスタに敗れたが、翌年は見事タイトルを手にしている。

その他シード勢では、第１３シードのＧ・モンフィス（フランス）がＳ・ガルバニ（イタリア）を6-3, 7-5で下しているが、Ｉ・アンドレエフ（ロシア）（第１１シード）、Ｄ・ツスルノフ（第１４シード）、Ｃ・モーヤ（スペイン）（第１５シード）、Ｐ・スリチャパン（タイ）（第１６シード）らはこぞって１回戦敗退となった。

今大会のトップシードはディフェンディング・チャンピオンのＲ・ナダル（スペイン）で、今週末もモンテカルロ・マスター大会決勝でＲ・フェデラー（スイス）を４セットで下して優勝したばかり。目下クレーコートでは４２連勝中と向かうところ敵なしだ。
１回戦が免除で２回戦からの登場となるナダルは、この日Ｉ・クレックを4-6, 6-4, 6-4で下したＦ・ロペス（スペイン）と左利き同士の対戦となる。

第２シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）も同じく２回戦からの登場。今季クレーでは０勝２敗とまだ勝ち星が上がっていないが、復調をめざしてＩ・カルロビッチ（クロアチア）またはＭ・ミルニ（ベラルーシ）の勝者と対戦する。