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（フランス、マルセイユ）

オープン13（賞金総額60万7千592ドル）に第2シードのＩ・リュビチッチ（クロアチア）が1回戦に登場し、Ｐ・スリチャパン（タイ）と6-3, 6-7(6-8), 6-3の接戦の末、辛くも2回戦進出を果たした。

昨年今大会準優勝で現在世界ランキング5位のリュビチッチは、今季もすでに2大会で優勝を上げ、先の全豪オープンでもベスト8進出。先週末のデビス・カップの1回戦でも、コーチ兼任で出場しオーストリアを下して準々決勝進出を決める原動力となるなど、依然好調を続けている。

この日の試合では第1セットを先取し、第2セットでも5-3とリードしサービング・フォー・マッチを迎えながらもブレークを許し、タイブレークに持ち込まれ、ファイナルセットへともつれる苦しい展開となった。しかし、リズムを取り戻した第3セットでは粘るスリチャパンを見事振り払って勝利を決め、今季の成績を16勝1敗に伸ばした。2回戦では、火曜日にＴ・デント（アメリカ）を2-6, 6-3, 7-6(7-0)の逆転で下しているＩ・アンドレエフ（ロシア）と顔を合わせる。

その他の試合では、第4シードのＴ・ヨハンソン（スウェーデン）がＦ・サントロ（フランス）に4-6, 6-7(3-7)で敗れる波乱があった。サントロはこの勝利がキャリア400勝目となる記念すべき勝利を地元で上げることに成功し、Ｇ・ルゼッドスキ（英国）と2回戦で対戦する。

この日注目されたフランス勢同士の2試合は、いずれも若手に不運な結果となった。
第5シードのＲ・ガスケ（フランス）はＡ・クレマン（フランス）と対戦したが、6-3, 4-6, 0-6で競り負け、Ｓ・グロージャン（フランス）と対戦したＧ・モンフィス（フランス）も6-2, 5-7, 3-6でこちらも逆転負けを喫した。

またナイトマッチ最終戦では、全豪オープンで大旋風を巻き起こし見事準優勝を遂げたＭ・バグダティス（キプロス）がそれ以来初の顔を見せて、第6シードのＭ・アンチッチ（クロアチア）と対戦したが、2-6, 7-6(11), 4-6で敗れ、初戦で姿を消した。