テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間13日(現地12日)、女子シングルス決勝が行われ、第8シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第13シードのA・アニシモワ(アメリカ)に6-0, 6-0のストレートで完勝し初優勝を飾るとともに、四大大会で約1年ぶり6度目のタイトルを獲得した。試合後の会見では、シフィオンテクが母国メディアを非難する場面があった。
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24歳で世界ランク4位のシフィオンテクが同大会に出場するのは5年連続6度目。最高成績は2023年のベスト8となっていた。
今大会は1回戦で世界ランク64位のP・クデルメトバ、2回戦で同208位のC・マクナリー(アメリカ)、3回戦で同54位のD・コリンズ(アメリカ)、4回戦で第23シードのC・タウソン(デンマーク)、準々決勝で第19シードのL・サムソノヴァ、準決勝で同35位のB・ベンチッチ(スイス)を下し決勝に駒を進めた。
23歳で世界ランク12位のアニシモワとの顔合わせとなった決勝戦、シフィオンテクは序盤から安定したプレーで主導権を握ると、相手に1度もブレークポイントを与えずキープを続け、リターンゲームでは6度のブレークに成功。1ゲームも失わずにわずか57分で同大会初のタイトル獲得を決めた。
シフィオンテクが四大大会でトロフィーを掲げるのは、昨年6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以来、約1年ぶり6度目。この間ツアー大会でも優勝がなかったシフィオンテクは、復活のタイトルをウィンブルドンで獲得した。
なお、同大会の決勝でのダブルベーグル(1ゲームも失わずに勝利すること)は、オープン化以降で史上初の記録となる。
シフィオンテクは試合後の会見で優勝の感想を述べた。
「素晴らしい。かなり非現実的。一瞬一瞬を大切に過ごしている。ただただ自分を誇りに思っている。誰もこんなことになるなんて想像できなかった」
また、1年以上タイトルから遠ざかり、今年5月には世界ランキングでも約3年3ヵ月ぶりにトップ4圏外となっていたシフィオンテクは、自身に批判的だった母国メディアを非難した。
「正直に言うと、私たちは公人としてもアスリートとしても、今起こっていることすべてに反応することはできない。自分自身に集中しないといけない」
「もちろん、そうするのが楽な時もあれば、難しい時もある。ここ数ヵ月、残念ながらポーランドのメディアがそうだったと言わざるを得ないが、私をどう表現したか、そして私とチームをどう扱ったか、あまり良い印象はない」
「彼らが私を放っておいて、自分の仕事をやらせてくれることを願っている。私たちが何をしているのかはわかっているし、周りには最高の人材が揃っている。私はすでに多くのことを証明してきた。人々がもっと多くのものを求めているのは分かっているが、これは私自身のプロセスであり、私の人生であり、私のキャリアだ」
「できれば彼らから自由にさせてもらい、自分のやりたいように仕事をやらせてもらいたい」
そして、これまで苦手としていた芝コートでの大会ということもあり、過度な期待がなかったため、今大会には集中できたと語った。
「みんなに勝て勝てと言われるよりも、選手として成長し、より良くなることに集中できた」
「期待値が少し低かったので、楽しむことができた」
一方、準優勝となったアニシモワは四大大会初制覇とはならなかった。
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