対戦相手を称賛「まるでシナー」

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(左から)シフィオンテク、シナー
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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は6月1日、女子シングルス4回戦が行われ、第5シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第12シードのE・ルバキナ(カザフスタン)を1-6, 6-3, 7-5の逆転で破り、6年連続6度目のベスト8進出を果たした。試合後のオンコートインタビューでシフィオンテクは「第1セットはまるで(男子で世界ランク1位の)J・シナー(イタリア)と戦っているような気分だった」と笑顔で語った。

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24歳で世界ランク5位のシフィオンテクが同大会に出場するのは7年連続7度目。2020年に初優勝を飾り、2022年・2023年・昨年には3連覇を達成。これはオープン化以降、M・セレス(アメリカ)J・エナン(ベルギー)に次ぐ史上3人目の快挙となった。前人未到の4連覇を目指す今大会は3回戦で同60位のJ・クリスティアン(ルーマニア)を下しベスト16進出を果たした。

25歳で世界ランク11位のルバキナとの顔合わせとなった4回戦の第1セット、シフィオンテクはリターンの冴えわたるルバキナに2度のブレークを許して一気に5ゲームを連取される。前日行われた男子シングルス3回戦で第1シードのシナーが世界ランク34位のJ・レヘチカ(チェコ)に6-0, 6-1, 6-2で圧勝したこともあり、その一方的なプレーぶりを思わせるような展開だった。第6ゲームでは15-40から2度のセットポイントを凌いでなんとかキープに成功したシフィオンテクだったが、安定したプレーを見せるルバキナに反撃の糸口を見い出せすに先行される。

それでも第2セットでシフィオンテクは第1ゲームでいきなりブレークを許したものの、第4ゲームでブレークを返す。第5ゲームでは3度のダブルフォルトを犯し1度はブレークポイントを握られるもキープに成功したシフィオンテクは、その勢いのまま第6ゲームをラブゲームでブレークに成功。ピンチから流れを掴み、一気に5ゲームを連取してこのセットを取り返す。

迎えたファイナルセット、シフィオンテクは1度ブレークを許したものの、自身は2度のブレークに成功。2時間30分に及ぶ激闘を制した。

オンコートインタビューでシフィオンテクは第1セットでルバキナが見せた一方的なプレーに対し「まるでシナーと戦っているような気分だった」と笑顔で語った。

「本当にタフだった。最初のセットでは、まるでシナーと戦っているような気分だったわ(笑)。エレーナ(ルバキナ)がすごく攻めてきて、何かしないといけないと感じていた。正直、あのプレーぶりを見て、あまり希望はなかったけど、それでも戦い続けた」

「戦い続けて本当によかったと思う。ゲームを重ねるごとに、どんどんリラックスできるようになっていった。最後には自分のプレーができるようになったから本当に嬉しい」

なお、勝利したシフィオンテクは準々決勝で第13シードのE・スビトリナ(ウクライナ)と対戦する。スビトリナは4回戦で第4シードのJ・パオリーニ(イタリア)を下しての勝ち上がり。

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(2025年6月2日0時49分)
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